アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは、大幅なレギュレーションが導入される2022年にピエール・ガスリーと角田裕毅を継続するという決断は正しい動きだと考えている。2022年にF1マシンは根本的に変更され、アルファタウリ・ホンダF1は、現行ドライバーライナップを維持することで移行を支援するという決定をした。
今シーズン、ピエール・ガスリーは、輝かしいシーズンを過ごしており、定期的にトップ10に入り、92ポイントを獲得している。ルーキーの角田裕毅はガスリーと比較すると苦戦しているが、最近のレースでは予選Q3に進出するパフォーマンスを見せ、20ポイントを獲得している。角田裕毅は、今シーズンは多くのF1トラックがレースをしたことがないサーキットだという緩和要因もあるが、自己批判的に改善を目指しており、最近はF1でより高いレベルで競争するためには「身体的に改善する」必要があることを認めている。ジョディ・エギントンは、アルファタウリ・ホンダF1がすでに全体的にポジティブな軌道に乗っていると感じており、2人のドライバーをもう1年間続けることは彼らの観点からは悪いことではないと語る。「多くの人が、新しいルールセットに取り組むときはドライバーの継続性があるのは良いことだと言っている」とジョディ・エギントンはMotorsport-Totalに語った。「明らかに我々は長い間ピエールのことを知っている。彼は我々を信じており、我々も彼を信じている。新しいルールは常にリスクに関連していることを考えれば、ドライバーとの継続性があることを知っていることは非常にポジティブなことだ。我々はある意味でチームとして旅をしている」「我々は若いチームであり、経験を積み重ねている。来年ピエールを乗せるということは、変数が1つ少なくなることを意味し、来年はマシンなどいろいろと変数がある。それはとても素晴らしいことだ」「その時、我々は自分たちがどこに立っているかが分かるだろう。我々は哲学を持っており、特定の方法でマシンを開発している。それが我々の前進に役立つことを願っている」「全員が我々がチームとして合理的な道を進んでいることをすでに理解しており、同じように続けることができることを願っている」今シーズン、アルファタウリ・ホンダF1は、コンストラクターズ選手権5位をかけてアルピーヌと戦ってきたが、同ポイントで迎えた前戦F1カタールGPでは、フェルナンド・アロンソが3位表彰台、エステバン・オコンが5位トアルピーヌが躍進し、残り2レースでその差は25ポイントに拡大した。