アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは、ホンダF1の新型F1パワーユニット『AT02』のパッケージングは空力に自由度をもたらしたとし、撤退が決定しているにも関わらず、ホンダF1は全力で仕事をし続けていると語る。今季、角田裕毅を起用するアルファタウリ・ホンダの2021年F1マシン『AT02』には、ホンダF1が新たに開発した新型F1パワーユニット『RA621H』が搭載される。だが、チームは2022年にむけて調整されたエンジンが納品された後、ホンダのサポートを失うことになる。
それでも、ホンダF1はこれまでと何も変わらない仕事をしてくれているとジョディ・エギントンは語る。ホンダF1の新型F1パワーユニットは優れたパフォーマンスステップを提供したかと質問されたジョディ・エギントンは「良いステップだ」と語る。「ホンダはあらゆる面で取り組んできた。彼らがいつもやってきたことと何か違うことをしているという兆候はない。彼らはパフォーマンスの限界をプッシュしていおり、いくつかの有望な兆候がある。ここに座って正確な数字や物事を説明するつもりはないが、それは良いステップだ」「パッケージングの面では、彼らはまた新たな一歩を踏み出した。それは今、我々のシャシーにさらにうまく統合されている。これは良いことだ。そのため、パッケージはさらに一歩前進し、空力の自由度が増した」「しかし、他のすべてのパワーユニットメーカーも同様に一歩を踏み出している兆候がある。我々がどの位置にいるかは、おそらく来週まで正確にはわからないだろう。しかし、我々が得たデータと実施したテストから、良いステップであることが分かる」「私がコメントできないのは、他の人がやったことだ。素晴らしい仕事をした可能性があっても、誰かがもっと素晴らしい仕事をすると、突然自分たちの開発はそれほど良いものではなくなる」「だが、それは良い方向性だ。ホンダと一緒に仕事をするのは素晴らしいことであり、すべてを最大化するために彼らが全力で仕事をしている以外に何の兆候もない」