スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1プレシーズンテスト1日目の走行プランを説明。燃料システムの問題が角田裕毅が一貫した走行をする妨げになったと語った。午前中はピエール・ガスリーが走行を担当し、走行時間のほとんどを空力データの収集とシステムチェックに費やしたが、ガスリーは午前のセッションでの最多周回をマーク。C3タイヤで記録したタイムが自己ベストラップとなり、トップから0.028秒差の2番手で走行を終えた。
「バーレーンでトラックに戻り、AT02で初めて本格的なテストを実施できたのは素晴らしいかった」とジョナサン・エドルズはコメント。「午前中はピエールが運転し、空力マッピングと初めてのことをいくつか実行した後、さらに長めの走行へとセッションを進めた。午前中はマシンは非常に良いパフォーマンスを発揮し、問題なく走行プランをフルに完了させることができた」「もちろん、今年のテストは3日間しかなく、走行がかなり制限されているので、テストプランを実行し、いくつか良い走行距離をカバーした」午後のセッションを角田裕毅が担当。難しいコンディションの中ではあったものの、ガスリーに迫るタイムを記録するなど、印象的な走りを披露しました。燃料システムの問題を調査するために早めに走行を切り上げたものの、チームとしては合計111周を走破し、PUにとっても貴重なデータを収集することができた。「午後には裕毅に交代したが、残念ながら、いくつかの理由でそれほどスムーズな午後にはならなかった」とジョナサン・エドルズはコメント。「1つは路面と空中に砂が舞い、かなり困難だった。最初は路面がかなり遅くなっていた。残念ながら、その後、燃料システムにいくつかの問題が見つかった。それは彼のラップの大部分に影響を与え、一貫した走行をさせることができなかった」「彼にとってセッションがかなり妥協を強いられたのは残念だが、我々はチェッカーフラッグの雨に走行を切り上げたことで、明日最初に彼が走行する前に問題を調査し、修正することができた」