アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス担当チーフエンジニアを務めるクラウディオ・パレストリが、2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの予選を振り返った。アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーがQ3に進出して9番グリッドを獲得した一方で、ダニール・クビアトはQ2で敗退を喫して13番手となった。
「金曜日のプラクティスではかなりグリーンで滑りやすい路面によってマシンをあまり最適化することができなかった。バランスを見つけるのが難しく、今日は多くの未回答の質問とともにスタートした」とクラウディオ・パレストリはコメント。「その結果、予選とレースに向けて可能な限り最善の方法でマシンを準備するためにガレージの両サイドで異なる負荷とコンパウンドを評価することを目的とした集中的なプログラムを組み立てた非常に忙しいFP3を計画した」「午前中のセッションで我々の努力は報われ、オプションタイヤで競争力のあるラップタイムを記録し、日曜日のレースのために非常に重要なタイヤデグラデーションに関する有益なデータを収集することができた」「午後の予選セッションは特にQ1でトラフィックが多く簡単ではなかったし、Q2とQ3では風が強まった。だが、それらの困難にも関わらず、我々は良いパフォーマンスレベルを示すことができた。ピエールはQ3に進出して9番手でフィニッシュし、ダニールは13番手だった」「今は我々の焦点はレース準備に移っている。このトラックでのF1レースは初めてなので簡単なレースにはならないだろう。だが、我々の目標は非常に明確なままだ。両方のマシンでポイントを獲得することだ」