アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの決勝を振り返った。アルファタウリ・ホンダF1は、母国グランプリのダニール・クビアトが8位、ピエール・ガスリーが9位とダブル入賞を果たしたが、ジョナサン・エドルズはもっと上位でフィニッシュするポテシャルがあったと語る。
「9番手と11番手からスタートして、8位と9位でフィニッシュできたのは、我々がレースで進歩できたということなのでポジティブだ。だが、我々のマシンのペースはもっと多くのことが可能だったと感じている」とジョナサン・エドルズはコメント。「レース前にオプションでトップ10内でスタートするのは不利だと予測していたし、それはピエールで目にした。彼はダニールよりも早めにピットストップしなければならず、トラフィックのなかでレースに合流した。その時のタイヤは良かったが、突然、崖にぶちあたった。後から考えれば、数周早くに彼をストップさせていれば有利だったかもしれないが、いずれにしろ、それが最終リザルトを変えることはなかったと思う」「そこからはピエールにとってトラフィックを抜けるために戦い、マシンをホームにもたらすという展開だった。レース終盤にバーチャルセーフティカーが入り、新品のタイヤに交換する事実上のフリーストップだったが、バーチャルセーフティカーは予想よりもはるかに速くに終了したため、彼の戦いを楽にすることはなかったが、彼は2つのポジションを取り戻す良い仕事をした」「ダニールに関してはあ、マシンは素晴らしいペースを示していた。特に第1スティントでフリーエアにいるときの彼はとても速かった。ピットストップ後、彼はオコンの後ろで戻ったが、残念ながら、最終セクターでは彼の方が速く、追い抜くために十分に近づくことができなかった。2台がポイントを獲得したのは良いことだが、全体的にもっと多くのことを達成できたと感じている。我々はチャンピオンシップで6位に対して2ポイントを失った。もちろん、それが次の目標だ。次のレースでより強くなるために気持ちを切り替えてできる限りのことをやっていく」