アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGP初日のフリー走行を振り返った。「今週末の大きな未知数のひとつは、タイヤのパフォーマンスだった。ここにC5コンパウンドを持ち込むのはかなりアグレッシブなチョイスだと考えている。以前の年、特に2年前はC4コンパウンドのグレイニングに苦労したからねとジョナサン・エドルズはコメント。
「今日の我々のメインの焦点のひとつはレースの最良な戦略が何かを理解することだった。我々はFP1で両方のドライバーに2つのプライムタイヤ(ミディアム)を履かせるというタイヤチョイスを行った。それにより、セッションを通して一貫性のある走行ができ、このトラックでAT01のコーナーバランス」を最適化するため良いメカニカルセットアップ作業に集中することができた」「このサーキットはかなり特殊だ。最初の2つのセクターは中速コーナーで、最終セクターには低速オーナーがある。路面温度が高くなるとリアタイヤにかなり厳しくなるため、マシンバランスが大きく異なってくる。我々のセットアップテストは1回のタイムドラップでのマシンバランスを最適化することを目的としていた」「ピエールにとってFP1は最もクリーンなセッションではなかった。2セット目のタイヤでタイムドラップを開始したときに赤旗が出てしまった。それによって後から出て行ったときにはタイヤが冷えてしまい、彼の走行から多くを読み取ることができなかった。ダニールは非常に競争力があり、加えた変更はFP2にむけて良い方向性と土台を与えてくれた」「2回目のセッションでは両方のドライバーにベースタイヤ(ハード)を履かせ、そのコンパウンドで彼らは非常に競争力のあるラップタイムを記録した。彼らは全体的にバランスにも非常に満足していた。オプションタイヤ(ソフト)でも改善はしたが、期待していたほどではなかったので、今夜調べるべきことはたくさんある。ロングランに関してはC5でのパフォーマンスは悪くなかったし、かなり持ちこたえていたので、今夜はすべての数値をまとめて、レースのための最適な戦略を考え出すことになる」関連:F1ロシアGP フリー走行2回目:ボッタス首位でメルセデスがワンツー。ホンダF1勢はフェルスタッペン7番手が最高位