アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストとテクニカルサービスのジョディ・エギントンが、2020年のF1世界選手権 第4戦 F1イギリスGPの決勝レースを振り返った。11番手からスタートしたピエール・ガスリーが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やランス・ストロール(レーシング・ポイント)をオーバーテイクする好パフォーマンスを見せて7位入賞。
19番手からスタートしたダニール・クビアトは序盤に12番手まで順位を上げていたが、リアタイヤのパンクと見らえるトラブルによってマゴッツでクラッシュ。リタイアでレースを終えた。フランツ・トストは「我々はいくつかの新しいパーツとともにシルバーストンに入り、非常に楽観的だった。週末の初めから、我々は全てのフリープラクティスセッションを通して良いパフォーマンスを示すことができた」とコメント。「何らかの理由で予選ですべてをまとめることができなかった。ピエールの11番グリッドは自由にタイヤを選択できるので実際にはかなり幸運だったがね」「ピエールは素晴らしいレースを戦い、多くのマシンをオーバーテイクした。我々はセーフティカー期間中に彼をピットに入れることを決断した。残念ながら、それはダニールの事故によるものだったが、ハードタイヤに交換してそれがかなりうまくいった。7位という結果はチームに良いポイントをもたらしてくれた」「ダニールは5グリッド降格ペナルティにより、19番手という後方からレースをスタートしたが、良いスタートを切り、すぐに非常に競争力をみせ、12番手のピエールに追いついていた。実際、彼はマゴッツで事故に遭ったときには彼の後ろにいた。調査する必要があるが、リアタイヤのパンクによるものであるように思われる。だが、最も重要なことは彼が怪我をせずにクルマから降り、完全に元気なことだ。彼は素晴らしいペースを示していたので本当に残念だ。彼もポイント圏内でフィニッシュできたと思っている」「今は来週のシルバーストンでの2番目のレースを楽しみにしている」 この投稿をInstagramで見る Honda Racing F1(@hondaracingf1)がシェアした投稿 - 2020年 8月月3日午前12時00分PDT テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「今日のレースは終盤に多くのドラマが提供され、エキサイティングだったのは確かだ」とコメント。「ピエールは素晴らしいレースをしてくれた。数回の優れた追い抜きを成功させ、本当に重要なときにハードにプッシュすることができるようにペースとタイヤをうまく管理していた」「ダニーも12周目まで良いペースを示していたし、今日彼はポイントを獲得することはできなかったが、来週は挽回できると確信している」「今日のパフォーマンスは我々がここに持ち込んだアップデートが結果を出していることをさらに実証した。これから来週に我々のパッケージからさらに多くを引き出せるようにデータを検証していく」「今日はチーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたし、現場とファエンツァとバイチェスターの全員によるハードワークにふさわしい結果を達成することができた」
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