アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスが、F1オーストリアGP初日のフリー走行を振り返り、現時点でのマシンの状況について語った。昨年コンストラクターズ選手権を6位で終え、今年からアルファタウリというチーム名と新カラーリングで装いを新たにしたチームは初日のフリー走行で苦戦を強いられた。
午前中のFP1をピエール・ガスリーが16番手、ダニール・クビアトが19位と低迷したアルファタウリ・ホンダF1は、午後のFP2でクビアトが12番手と持ち直したものの、ガスリーは17番手で終了。アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスは、フロントエンドのグリップを課題に挙げた。「今日は最初のプラクティスで困難を抱えていた。いくつかオペレーションの問題があり、適切なマシンバランスを見つけることにも苦労した」と「序盤には路面も濡れているなど、天候も助けにはならなかった。セッション間にいくつかセットアップ調整を行った後、午後にマシンは大幅に改善したし、ドライバーたちもより満足していた」「だが、我々はまだフロントタイヤに非常に厳しいセクター3でフロントエンドのグリップが不足している。すべてのデータを分析して競争力の観点で自分たちがどの位置にいるのかを理解する必要がある」「ミッドフィールドは再びタイトに見えるので、トップの場所を争うためにはマシンのあらゆる面を最適化する必要がある」「最後になるがレースに戻るのは素晴らしいことだったし、あらゆる衛生および安全対策によって追加された制約にあまり気を散らされるなく、ほぼ正常に運用できたと言わなければならない」