アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、ホンダのF1エンジンの改善の結果として、2020年シーズン全体をエンジンペナルティを受けることなく乗り切れると確信していると語る。2019年は、ホンダF1がアグレッシブな開発アプローチを採用したことによって4台のホンダのF1エンジンを搭載するマシンはグリッド降格ペナルティを受けたが、フランツ・トストは今シーズンはその繰り返しにはならないと主張する。
ホンダのF1エンジンがペナルティを発生させずに1年を乗り切ることは現実的な目標かと質問されたフランツ・トストは「イエス。私はそう思っている」とコメント。「我々はまだマシンに同じエンジンを搭載しているし、すべてが故障するなくフィニッシュできたことは、我々が最初に果たした大きなステップのひとつだ」「以前、我々はテスト中に常にパワーユニットを交換していたが、これまではそうではない」フランツ・トストは、2020年のホンダの最新のF1パワーユニットは、前年モデルと比較して“大きなステップアップ”を果たしていると確信しているが、潜在的なパフォーマンスの向上を完全に理解するにはいくつかのレースが必要だと強調する。「これは大きなステップだった。我々は彼らと3年間一緒に仕事をしている」とフランツ・トストは説明する。「パワーユニットがモノコックにどのように取り付けられているかに目を向ければ、1年目と比較してそこには大きな違いがある」「すべてが最適化されている。電気ボックスからウォーターポンプ、オイルポンプに至るまで、あらゆる種類のものが、重心を向上させ、より優れた重量配分を実現している」「これはもちろん役立つ。パフォーマンスの差別化要因であり、彼らは信頼性の側面とパフォーマンスの側面からも大きな前進を遂げている」「どれくらいか? それは2~3戦後にわかるだろう。他チームがどれくらい進歩を果たしているかはわらかないからね。比較する必要があるし、そのためには2~3戦が必要だ」
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