フェルナンド・アロンソは、元マクラーレンのチームメイトであるジェンソン・バトンとFIA 世界耐久選手権(WEC)で戦えることを嬉しく思っていると語り、バトンの乗るSMPレーシングのマシンは競争力があると予想している。ジェンソン・バトンは27日(金)、ル・マン24時間レースを含めた2018/19シーズンのWECのLMP1クラスにSMPレーシングから参戦することを発表。トヨタから参戦するフェルナンド・アロンソと戦うことになった。
「彼がチームに加入することはすでに数カ月前にわかっていた。ようやく正式発表されたね。彼と戦えることを嬉しく思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。「SMPは明らかにとても強力なラインナップだし、クルマはとても速さそうだ。いや、今のところ最速かもしれない。楽しくなりそうだね。多くの人が加わるほどチャンピオンシップは良くなるし、より多くの注目を集めることになる。モータースポーツにとって良いことだと思う」フェルナンド・アロンソは、世界3大レースの“3冠”をキャリアの目標に掲げており、昨年はインディ500に参戦。今季は唯一のメーカーエントリーとなるトヨタからWECにフル参戦し、ル・マン24時間レース制覇を目指す。ジェンソン・バトンもアロンソと同様にF1モナコGPで優勝経験があるが、インディ500参戦の可能性は否定している。フェルナンド・アロンソは「彼がル・マンに勝つことがあれば、誘惑されるかもしれないね」とコメント。「でも、このような冒険に加わるドライバーがいることは良いことだ」ジェンソン・バトンがSMPレーシングでチームを組むのは、元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフと元インディカードライバーのミカエル・アレシンとなる。ジェンソン・バトンは「様々なタイプのレースを戦ってきた僕たちの経験とチームの耐久レースでの素晴らしい経験によって、僕たちは上位を争う素晴らしいチャンスがあると思うし、優勝を争うチャンスもあるかもしれない。レースが待ち切れない」と語った。関連:ジェンソン・バトン、SMPレーシングからWECへの参戦を発表