フェルナンド・アロンソは、2026年F1マシンと現行レギュレーションについて「ドライバーの重要性は以前より小さくなった」と率直な見解を示した。一方で、ルールへの不満を口にするだけでは意味がないとして、「今あるマシンを最大限に生かして勝利を目指すしかない」と前向きな姿勢を強調した。アストンマーティンは依然として厳しい戦いが続いており、フェルナンド・アロンソはF1イギリスGP予選でQ1敗退を喫し、決勝は22番手最後尾からのスタートとなる。それでも改善パッケージ投入まで現有戦力で戦い続ける考えを示した。
現行F1規則は「ドライバーの重要性が薄れた」2026年の新レギュレーションでは、バッテリーエネルギーの運用がオーバーテイクの鍵となっている。アロンソは、これによって以前のようなドライバー主体のバトルが減ったと指摘した。「シーズン開幕前から言っていたことだけど、このレギュレーションではこういうレースになると思っていた」「コーナーで限界まで攻めたり、アウト側から思い切って仕掛けたり、最後のブレーキングで飛び込んだりといった、ドライバーの腕が見える場面は少なくなった。今は前のクルマより多くのバッテリーを残し、ボタンを押して追い抜くことが重要なんだ」「今あるマシンで勝つしかない」アロンソは現在のF1に不満を抱きつつも、ルールは全員に共通であり、その中で結果を出すことが重要だと強調した。「これが新しいF1だ。好きか嫌いかは別として、ドライバーの重要性は以前より小さくなった」「でも文句を言っても仕方がない。チームやFIAがこれがベストだと考えているなら、その中でクルマを最大限に生かしてレースに勝ち、上位を争うしかない。次のレギュレーションはその時に考えればいい。今はこれが現実であり、もっと上手くやらなければならない」予選は不運が重なり最後尾にアロンソは予選を振り返り、ミスや黄旗など複数の要因が重なって十分なアタックができなかったと説明した。「最後のコーナーで少し外側の縁石にはみ出してしまった。でもこういうことは起こるものだ」「理想的な予選ではなかった。最初のアタックでは9コーナーでリアを失ってエスケープゾーンへ行った。そのあとピットへ戻り、燃料を少し抜いて2セット目で勝負すると思っていたけど、ピットストップをして再びコースへ出た」「さらにラッセルの黄旗が出ていて、そこではアクセルを戻さなければならなかった。結局、最後の1回しかまともなチャンスがなく、すべてをまとめ切ることはできなかった」改善パッケージ投入まで耐える時期アストンマーティンはハンガリーGP以降に大規模アップグレードを予定しているが、それまでは苦しい戦いが続く見込みだ。それでもアロンソは、マシンの一貫性には手応えを感じているという。「レースは日曜日だから、今はあまり心配していない」「予選では再び一貫性を感じられた。オーストリアでは1分のサーキットでトップから3秒以上離されていたので、ここではもっと差が開くと思っていた。でも実際には3.5〜3.7秒差に収まっていた」また、強風が予選に影響したとの見方についても意に介さなかった。「ここでは23年間レースをしてきた。ヒースローに降りても風があるし、ガトウィックでもオックスフォードでも風が吹いている。それがイギリスだよ。特別な違いは感じなかった」現行レギュレーションへの率直な不満を語りながらも、アロンソは現実を受け入れる姿勢を崩していない。アストンマーティンの大型アップグレードが投入されるまで厳しい戦いは続くが、その間も限られた戦力を最大限に引き出し、チームを前進させることが自身の役割だと考えている。【関連】・F1イギリスGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポール獲得
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