フェルナンド・アロンソは、F1オーストリアGP予選で11番手を記録し、惜しくもQ3進出を逃した。それでもアストンマーティンのベテランは、決勝でのポイント獲得に前向きな姿勢を見せている。週末を通して快適なフィーリングには至らなかったものの、予選では改善を果たし、あと0.1秒に迫る走りを披露。アロンソは明日の暑くなるレースを見据え、戦略面での柔軟性を強調した。
「今日の11番手にはけっこう満足している。Q3にはあと一歩だったけど、明日ポイントを狙える良い位置だと思う」とアロンソは語る。「ここまでは簡単なセッションじゃなくて、マシンにしっくりこない部分もあったけど、明日のレースは暑くて厳しい展開になるだろうから、戦略面でも柔軟に対応する必要がある。すべてがうまくいけば、前に出てポイントを獲れるチャンスはあると思う」アストンマーティンはこの予選で、2台のうちアロンソだけがQ2に進出。僚友ランス・ストロールはQ1で敗退しており、チームとしては厳しい結果となった。チーフトラックサイドオフィサーのマイク・クラックは「短いラップの中でフィールド全体が1秒以内に収まっていた非常にタイトなセッションだった。フェルナンドはQ3進出にわずかに届かなかったが、戦略次第で十分ポイント圏内に戻れる」と評価している。アロンソにとっては3戦連続ポイントフィニッシュを目指すレースとなる。オーバーテイクの多いレッドブル・リンクで、百戦錬磨のベテランがどのようなレース運びを見せるのか注目だ。
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