レアル・オビエドがついに、スペイン1部リーグ(LALIGA EA SPORTS)への昇格を果たした。実に24年ぶりとなる快挙の瞬間を見届けたのは、クラブと同郷のF1ドライバー、フェルナンド・アロンソだった。アストゥリアス州オビエド出身のアロンソは、決戦の舞台カルロス・タルティエレのVIP席から観戦。クラブの21世紀最大とも言える一戦を、まるで"お守り"のように現地で応援した。
前回の昇格挑戦ではプレーオフで惜敗していたレアル・オビエド。今年も決勝第1戦で黒星を喫し、不安がよぎる展開となった。しかし地元の英雄サンティ・カソルラのゴールで同点に追いつくと、延長戦の末に逆転。夢の昇格を成し遂げた。アロンソは試合中もピッチと一体となって苦しみ、歓喜の瞬間には満面の笑みで選手とともに喜びを分かち合った。SNSでは「アロンソがタリスマン(幸運の象徴)になった」と話題に。ちなみに、アロンソが最後にF1ワールドチャンピオンとなったのは2006年。レアル・オビエドが1部に在籍していたのもその頃が最後だった。24年ぶりに夢をかなえた地元クラブの姿は、「もし彼らが戻れたのなら、僕だって…」というアロンソの復活を後押しするインスピレーションとなるかもしれない。
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