フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2023年のF1ドライバーズチャンピオンシップでセルジオ・ペレス(レッドブル)を抜いて2位になることは「難しい」と認めた。レッドブルはこれまで2023年に開催される全14戦で優勝を飾っているが、ペレスはチームメイトのマックス・フェルスタッペンの容赦ない好調ぶりに歯が立たなかった。
フェルスタッペンが過去10戦連続で優勝しているのに対し、ペレスはチームメイトの記録更新中に5度しか表彰台に立っていない。ペレスはレッドブルの支配によってランキング2位をキープしているが、フェルスタッペンとの差は145ポイントと大きい。2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、前戦オランダGPでペレスのミスをついて2位に入り、6月のカナダGP以来となる表彰台に上ったが、日曜日のイタリアGPでアロンソは9位にとどまったのに対し、ペレスは、2位表彰台を獲得し、アロンソとの差を45ポイントに広げた。アロンソは、ドライバーズランキングでレッドブルのドライバーたちを二分するのは難しいと主張し、アストンマーティンの主な優先事項はコンストラクターズチャンピオンシップでフェラーリから3位だと主張した。イタリアGP前にシーズン終了までにペレスよりも多くのポイントを獲得する自信はあるかと尋ねられたアロンソは「それは難しい」と認めた。「レースごとに見ていこう。でも、特にチェコは1位と2位を目指して毎週末スタートしているので、チェコとの33ポイント差は大きいと思う。だから、彼らがパフォーマンスを落としているとか、僕たちが近づいているとか、あるいは戦う立場に置かれる可能性があるとか、そういったことではない」「どうなるか見てみよう。でも、僕たちの目標はコンストラクターズチャンピオンシップにあり、両方のマシンでポイントを獲得するように努めて、フェラーリを後ろに留めることができることを願っている。彼らはますます強くなっていると思うからね」「そしてドライバーズチャンピオンシップでは、正直なところ、トラックよりもホイールにもう少し焦点を当てている」イタリアGP後、アストンマーティンは、コンストラクターズ選手権でフェラーリに上回られ、4位に転落した。