フェルナンド・アロンソは、2021年のF1復帰にむけて懸命に取り組んでいるが、エステバン・オコンは、すでにアロンソはシミュレーター作業で現在のチームのプログラムにも貢献していると語る。先週、ルノーはバルセロナでフィルミングデーを実施。フェルナンド・アロンソは今季マシン『R.S.20』のステアリングを握り、改めてチームのクルーたちとの親睦を深めた。
だが、それだけでなく、フェルナンド・アロンソはエンストンのファクトリーでかなりの時間を過ごし、エンジニアリングの報告会に参加し、ルノーのシミュレーターで今季マシンの作業を実施している。エステバン・オコンは「彼がどれほど熱心であるかを見てきた。そして、彼は『必要があればそこに行く。問題はない』というメッセージを僕に送ってくれた」と Motorsport Week に語る。「彼がシミュレーターに乗ってくれるのはありがたいことだ。僕とダニエル、そして彼は、全員がレースに臨む前にシミュレーターで練習しているので、基本的に3つの意見があることになる」「週末に良いスタートを切るために、2人で確認するよりも、3人で確認した方がいい。だから、最近、彼がシミュレーターチームと緊密に協力しているのは良いことだ。そして、彼は近々レースにも来ると思う」ルノーは堅実なシーズンを過ごしており、R.S.20の特徴の全体的な理解と一連のアップデートのおかげで、ゆっくりではあるが、確実にマシンを改善してきた。「セットアップに関する僕たちの理解は、いくつかのイベント以降、そして、バルセロナとブダペスト以降、非常に明確になっている」とエステバン・オコンは説明する。「いくつかのアップデートもかなりうまく理解できているし、機能させることができている。アップグレードを投入しているもすぐにパフォーマンスを解放できないときもある。そして、どこが機能し、どこでパフォーマンスを得ることができるかを理解してくる。僕たちがそれをうまくやれている」「僕たちが持っているパッケージ、少しずつ投入されるパーツ、そして、セットアップの理解を深めていることで、全体的に僕たちは今はるかに強くなっていると思う」