フェルナンド・アロンソは、F1バーレーンテスト初日にマクラーレンの2019年F1マシン『MCL34』を初テスト。昨年マシンと比較して“あらゆる面で前進を果たしている”と語った。F1外でのチャレンジを追求するために昨シーズン限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソだが、マクラーレンのアンバサダー兼アドバイザーとしてチームに籍を置いている。
フェルナンド・アロンソは、開発を支援するためにMCL34でテストを実施。ピレリのタイヤ開発で参加となったため、セットアップ面などは制限されたが、昨年のF1アブダビGP以来のF1マシンでの本格テストとなった。過去3年間でマクラーレンで困難なシーズンを過ごし、昨年は9位が最高成績だったフェルナンド・アロンソだが、2019年のマクラーレンを称賛。チームは正しい方向にステップを果たしていると感じたと語った。「クルマのあらゆる側面で前進を果たしている。クルマにはより多くのグリップがあるし、ストレートでのドラッグが少なくなっている。エンジンも大きく改善されていると思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。「パッケージ全体としてクルマは正しい方向に進んでいると思う」「もちろん、開幕2戦では、トップ3チームと争いたければまた一段階進めなければならないことがわかったけど、最初のステップとして、4番目に速いチーム、もしくはハースとともにミッドフィールドをリードできればいいと思っている」「それが目標だ。クルマに乗っていてもそう感じだ」フェルナンド・アロンソは、F1復帰のドアを完全に閉じてはいないが、今回のマクラーレンでのテスト走行がカムバックを誘惑することはないと強調する。「F1で達成しなければならなかったこと、あるいは今まで夢見てきた以上のことが過去にすでに達成されていると思っている。後悔はない」とフェルナンド・アロンソはコメント。「F1をやめるという自分の決定が確固たるものであることに間違いはないし、いつかF1に復帰するとしたら、ワールドチャンピオンに勝てる場合だ。その可能性はどんなドライバーにとっても魅力的だ」「でも、7位や6位フィニッシュ、もしくは4位でフィニッシュできたとしてもまだ魅力的ではない」フェルナンド・アロンソは、2日目の午後にも再びマクラーレン MCL34を走らせる予定となっている。関連:F1バーレーンテスト 1日目 結果 | マックス・フェルスタッペンがトップ