フェルナンド・アロンソと小林可夢偉が、来年1月に開催されるデイトナ24時間レースにウェイン・テイラー・レーシングから参戦することが発表された。二人はコニカミノルタ・キャデラック 10号車でタッグを組む。トヨタでのFIA 世界耐久選手権(WEC)では別のクルマを走らせる二人の元F1ドライバーが、2017年のデイトナを制したキャデラックの10号車でデイトナ24時間レースで共闘することになった。
2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは先週末のアブダビGPで17年間のF1キャリアに終止符を打った。昨年はマクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンがオーナーを務めるユナイテッド・オートスポーツから参戦しており、アロンソにとっては2度目のデイトナ24時間レース挑戦となる。「デイトナでロレックス24時間でコニカミノルタ・キャデラック・チーム、そして、ウェインテイラー・レーシングと一緒にレースに参戦できることをとても嬉しく思っている」とフェルナンド・アロンソはコメント。「間違いなくアメリカと世界のモータースポーツで最も偉大なレースのひとつだ。アメリカに戻るのはいつも特別なことだ。素晴らしい週末を通してファンが作り出す雰囲気はユニークだ。楽しんでファンを笑顔にさせたいし、勝利をかけて戦えることを本当に願っている」「去年、このトラックだけでなく、スポーツカープロトタイプの両方で耐久レースでデビューした。ブレーキ問題で表彰台に上がる望みが絶たれた後、さらに多くのことを望んでいた。F1とWECの両方を戦った激しい1年を終え、2019年を楽しみにしているし、世界で最も重要なレースを制覇したいと思っている。ハングリー精神と欲望に満ち溢れているし、来シーズンの初レース、そして、コニカミノルタ・キャデラックのチームメイトと一緒にコース上で戦うことが待ち切れない」デイトナ24時間レース初挑戦となる小林可夢偉は「まずはじめに今回伝統あるデイトナ24時間レースに参戦するチャンスを作ってくださったコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rチームとチームオーナーのウェイン・テイラーに感謝いたします」とコメント。「デイトナ24時間レースは世界的に有名な耐久レースのひとつでもあり、そのレースに2017年に優勝している強豪チームからデビューできることに興奮しています。僕にとっては初めての北米シリーズのレースにもなりますし、コニカミノルタ・キャデラック DPi-V.Rチームの一員としていいレースができるのを楽しみにしています。みなさま応援よろしくお願いいたします」チームオーナーのウェイン・テイラーは「まず、ウェイン・テイラー・レーシングを再びサポートしてくれるコニカ・ミノルタに感謝しなければならない。そして、ジョーダンとレンジャーのチームメイトとしてフェルナンド・アロンソと小林可夢偉が加わることにとても興奮している」とコメント。「フェルナンドと小林は、F1だけでなく、現在のスポーツカードライバーとして、ワールドクラスのドライビングタレントを兼ね備えた一流ドライバーだ。すべてをまとめるのに長い時間がかかったし、実現してくれた皆さんに感謝したい」「フェルナンドは昨年のデイトナを走っている。可夢偉にとっては初めてとなるが、スーパースタードライバーなのですぐに理解できるだろう。二人のドライバーを非常に効率的かつ首尾よく我々のプログラムに統合させる計画を立てている。これを実現できたことを本当に嬉しく思っている。デイトナに着くのが待ち切れない」デイトナ24時間レースは、1月26日・27日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される。
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