マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、チームメイトのストフェル・バンドーンのマシンは“明らか”にダウンフォースが少ないと語り、マクラーレンは“本格的な調査”を行う必要があると訴えた。ストフェル・バンドーンは、今年の予選とレースでフェルナンド・アロンソのペースに肩を並べることができておらず、F1ドイツGPの予選では最下位20番手に沈んだ。
ストフェル・バンドーンは、前戦F1イギリスGPで彼のマシンは“運転不可能”だったと語っており、迎えたF1ドイツGPの初日も“最悪の金曜日”だったとコメント。雨となったフリー走行3回目を除いて全てのセッションをタイムシートの下位で終えた。F1ドイツGPの予選を11番手で終えたフェルナンド・アロンソは、ストフェル・バンドーンの状況を公にかばい、マクラーレンに問題を解決するよう呼びかけた。「彼はやれることをやっていると思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。「過去2戦でクルマがパフォーマンスに問題を抱えていたのは間違いないし、彼のクルマのダウンフォースが足りないことはデータ上ではっきりと表れている」「僕たちはガレージ間でいくつかパーツを交換している。古いパーツや新しいパーツなどね。僕たちは本格的に調査する必要がある。2台のクルマがポイントに近い方が常に少しは楽でもあるからね」予選後、ストフェル・バンドーンは、この苦境に“非常に失望”しており、“受け入れがたい”と語った。「シルバーストンと同じ状況だと思う」とストフェル・バンドーンはコメント。「シルバーストンに取り掛かって以降、僕たちは最も遅いマシンだったし、今日もそれは同じだった」「あまり言えることはない。フラストレーションを感じている。僕たちはクルマの多くのパーツを変えたけど、それでも機能していない」「僕がクルマの運転の仕方を忘れたわけではないのは間違いないことだ。でも、クルマは同じスペックだ。とにかくクルマに問題がある」「僕たちはすでに多くのパーツを交換しているし、現時点で正常に動作させるための解決策はない」ストフェル・バンドーンは、マクラーレンは夜間作業禁止時間を破ってMCL33に変更を施したが、それほど前進は果たせなかったと認める。クルマのセットアップ変更にとって問題を解決できるかと質問されたストフェル・バンドーンは「セットアップはまったく関係ない。クルマに機能していない部分がある」とコメント。「僕たちはクルマのほぼすべてを変更した。データでも問題は確認している。今は解決策はない」ストフェル・バンドーンが深刻な状況に陥っている一方で、フェルナンド・アロンソはF1フランスGP以降のマクラーレンの最高位となる11番手で予選を終えている。しかし、その結果はルイス・ハミルトンのマシントラブルとダニエル・リカルドのグリッド降格ペナルティが関連したものであり、フェルナンド・アロンソはマクラーレンには以前のレースほど競争力はないと認める。「似たようなパフォーマンスだったと思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕たちはシルバーストンで13番手だったし、ハミルトンとリカルドの問題がなければ、僕たちは13番手だった。だいたい同じポジションだ」「でも、通常、日曜日には僕たちはポイントを獲得しているし、そのおかげでチャンピオンシップで僕たちは生き残っている。明日も同じことをする計画だ。数ポイントを獲得して、戦い続ける」関連:F1ドイツGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション
全文を読む