フェルナンド・アロンソは、F1スペインGPで大幅アップグレードが投入されても、まだマクラーレンにとって直線スピードは弱点のままだと認める。今年、マクラーレンはホンダからルノーにパワーユニットを変更したが、序盤戦からストレートでのスピード不足に悩まされていた。F1スペインGPでは本来の2018年の空力パッケージが導入されたが、決勝ではオーバーテイクに苦労することになった。
フェルナンド・アロンソは、決勝の大部分でフェラーリ製エンジンを搭載するザウバーのシャルル・ルクレールを抜きあぐねており、まだマクラーレンはライバルよりもストレートでのスピードが遅いことを認めている。「レースの半分でルクレールの後ろを走っていたけど、難しかったのは確かだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕たちはまだオーバーテイクできるだけの直線スピードが不足しているし、それが取り組まなければならない部分だ。僕たちはクルマの弱点を把握しているし、すぐに解決策が見つかることを願っている」F1スペインGPの予選では、スピードトラックでルノーエンジン勢が下位6位を占めており、マクラーレンは技術的なトラブルに見舞われたルノーのニコ・ヒュルケンベルグを除けば、最下位だった。ルノーは6月のF1カナダGPでアップグレードを予定しているが、信頼性問題によって計画に遅れが生じている。フェルナンド・アロンソは、マクラーレンがF1スペインGPに投入したアップグレードは正しい方向に進んでいると考えており、同じルノーユーザーであるレッドブルとのギャップを縮められるかはマクラーレン次第だと語る。「過去のように僕たちはただ正しくまとめるために多くのことを混在させる必要はない。僕たちは信頼性を失っていたし、レースペース、デプロイメント、時には空力、メカニカルグリップを失っていた。修正しなければならないことがたくさんあった」「今はパワーユニットに関してはレッドブルと同じエンジンを搭載しているし、ギャップを縮められるかはシャシー開発にかかっている。僕たちはそれをするためにモチベーションを高めている」「僕たちは正しい方向に進んでいると思う。新しいパッケージは期待していたものを提供している。それは今後のレースでのあらゆる計画に対してァクトリーの全員の自信のための良い後押しになっている」