フェルナンド・アロンソのカートスクールは、中国市場へ拡大し、今後5年間で中国に40の新しいサーキットを建設することを発表した。フェルナンド・アロンソは、故郷スペイン・オヴィエドにあるレーシングキャリアで運転してきたクルマを収容している博物館に隣接したカート施設を有しており、そこではCIK-FIAヨーロッパ選手権の大会も開催されている。
中国市場は近年拡大しており、2004年から上海インターナショナル・サーキットでF1中国GPを開催。少なくとも2020年までカレンダーに残る予定となっている。だが、F1に関与した中国人ドライバーは少なく、2012年にマー・チンホワ(馬青驊)がHRTで4回のF1フリー走行を担当し、翌年にはケータハムのリザーブドライバーに就任している。また、2014年のF1アブダビGPではザウバーがフリー走行1回目にフォング・アダリー(方駿宇)を起用し、翌年にロータスの開発ドライバーに就任している。現在、国際的なレースに参戦している中国人ドライバーには、フェラーリのドライバーアカデミーのメンバーとしてヨーロッパF3に参戦するチョウ・グアンユー(周冠宇)、ルノーの育成ドライバーとしてBRDC F3に参戦するのスン・ユエ・ヤンらがいる。「将来の中国人F1チャンピオンを発掘するための長期的なプログラムを中国で展開する。才能のあるドライバーが、中国で夢を追い求める機会を与えるために今後5年間で40のレーストラックが建設される予定だ」とフェルナンド・アロンソは語った。
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