フェルナンド・アロンソは、ホンダからルノーにF1パワーユニットに変更したことで、マクラーレンは競争力がなかった場合にもう“言い訳はできない”と認める。2015年に誕生したマクラーレン・ホンダは、3年間で多数の信頼性トラブルに見舞われたこともあり低迷。マクラーレンは散々ホンダに不満を述べた後、昨シーズン限りでホンダとのパートナーシップを解消。今年からルノーのF1パワーユニットを搭載する。
だが、マクラーレン・ルノーの新たなパートナーシップは、プレシーズンテストでトラブルが続発。これまでのトラブルの元凶はマクラーレンになったのではないかとの目が向かられている。しかし、フェルナンド・アロンソは、マクラーレンの新車MCL33に自信を感じていると語る。「僕たちにとって重要なシーズンだ。チーム内に多くの変更があった。パワーユニットは特にそうだ。不遇の3年間を終えて、チームにとっていくつか良い結果が得られるはずだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「今の僕たちがどの位置にいるかを知るのは難しい。冬季テストはいつだってテストに過ぎないし、最初の数戦でもう少し状況を把握していく必要がある。でも、僕たちには良いベースラインがあるし、作業していくための良いクルマがある。様子を見てみよう」「期待は常に高い。僕たちはマクラーレンであり、去年よりも良い結果を出さなければならない。今年はそれをするシーズンだ」今年コース上で競争力がなかった場合、何らかの言い訳を受け入れるかと質問されたフェルナンド・アロンソは「いいや、そうは思わない」とコメント。「僕たちはメルセデス、レッドブル、フェラーリのレベルにいないことは理解している。それは冬季テストを終えた僕たちが考えていることだ。僕たちはまだ上位グループにはいない」「でも、数戦、もしくはシーズン後半くらいには僕たちはその位置にいるはずだ。僕たちはマクラーレンであり、そこが僕たちがいるべき位置だ」「2012年も僕たちはその位置にいなかったけど、最終戦ではチャンピオンシップをリードしていた。だから、今年何が起こるか見てみるつもりだ」フェルナンド・アロンソは、シーズンを通してクルマを急速に進歩させると確信しており、残りのチームよりも大きなステップを果たせると信じていると語る。「今週は僕たちの最低レベルということになる。他チームと比較して最高の進歩を果たすチームになるだろう。新しいパワーユニットの統合には時間がかかるからね」「シャシーが設計され、多くのアップデートが最初の数戦ですぐに入るようにプログラムされている」「ここ(オーストラリア)で目にすることも重要だけど、僕たちはどんどん良くなっていく。シーズン後半にはとても強いマクラーレンになっているはずだ」