フェルナンド・アロンソは、F1引退後にトップレベルではあるがそれほどスケジュールが過密ではないFIA 世界耐久選手権(WEC)に転向してレースを続ける可能性を示唆した。フェルナンド・アロンソは2018/19“スーパーシーズン”にトヨタから参戦が決定。WECはF1アメリカGPと日程が重なっていた富士6時間レースを10月14日(日)に移動し、アロンソはWEC全ラウンドへの出場が可能になった。
フェルナンド・アロンソがトヨタからWECに参戦するのは、目標に掲げる世界3大レースで“3冠”という夢を実現するためだが、WRC引退後にダカールラリーを続けるカルロス・サインツのようにF1引退後のトップレベルでレースを続けるカテゴリーとしてWECを考えていることを明らかにした。「時間と準備という点でF1に要求されるレベルはかなり高いし、何年後かにはもうそれが可能ではないと悟るときがくるだろう」とフェルナンド・アロンソは AS にコメント。「WRCを引退することを決断したときのカルロス・サインツにちょっと近いかな。彼が将来のためにダカールを選出したという意味ではなくてね。彼はラリーが好きで、ワールドチャンピオンだったけど、毎日ずっと移動して、トレーニングをしている必要があった。すると、突然、年に一度開催されるラリーがあった。エキゾチックでとても権威があるラリーだし、そこでレースをする機会があった」「実際には意識的に選択したわけではない。とにかく競争が好きで、それが魅力的に映った。レースが楽しくて、2つのことを組み合わせて新しいことをする機会があった。長年の競争ではそれをする機会はなかった」「WECはそれを与えてくれると思う。一年間のレース数は少ない。人生を少し取り戻すことができるけど、同時に競技も続けられる」フェルナンド・アロンソのマクラーレンとの契約は39歳になる3年後に失効する。WECはF1引退後にレースを続けるための選択肢を提供してくれるかもしれないが、2028年になってもまだレースをしているとは思わないとアロンソは語る。10年後について質問されたフェルナンド・アロンソは「レースはやっていないと思う。」とコメント。「あまり移動が多くなくて、自分の時間を取られないことをやっていたいね。モータースポーツは自宅から仕事ができる場所でなにかをするのは難しい。今はそんなことは思ってないけど、どうなるかはわからないよね?」
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