フェルナンド・アロンソは、デイトナ24時間レースでチームを組んだマクラーレンF1のジュニアドライバーであるランド・ノリスのパフォーマンスは“非常に印象的”だったと称賛した。フェルナンド・アロンソとランド・ノリスは、フィル・ハンドンとともにユナイテッド・オートスポーツのリジェ JSP217を共有したが、複数のブレーキ問題とスロットル不調により、91周遅れの総合38位でレースを終えた。
マシンは、上位のDPiマシンと比較して競争力に欠けていたが、11時間経過時にブレーキ問題で20番手に後退する前には6番手まで順位を上げていた。そこではランド・ノリスの仕事が光った。夜間の序盤に雨が降ったことでリジェの競争力不足が覆い隠されたこともあったが、ランス・ノリスはそのスティントで大きく順位を挙げた。「それほど驚くことではないけど、ランドのことを知らない人にとっては驚きだったかもしれないね」とフェルナンド・アロンソはランド・ノリスのパフォーマンスについてコメント。「彼のスティントは非常に印象的だった。チームワーク、準備、フォーカスを含めてね」「夜にウェットタイヤに交換したとき、僕たちはトップから1分遅れの15番手だった。その後、濡れたコンディションで再びスリックタイヤに交換したけど、ランドのドライビングによって僕たちはトップから27秒差まで迫っていた」「ウェットコンディションでさえ、彼はプロトタイプカー、デイトナ、コンチネンタルタイヤが初めてだったにも関わらず、20周で33秒を取り返したことになる」「彼は18歳だ。かなり印象的だ」ユナイテッド・オートスポーツの23号車は、最初のブレーキトラブルが発生する前、上位勢のピットストップ戦略によってレース中に合計8周トップを走行した。ランド・ノリスは、8時間経過時点でヒル・ハンソンと交代するためにピットインした際にはトップを走っていた。「自分がどのポジションを走っているかわからなかったし、ピットに入って初めて1番手だとわかった」とランド・ノリスはオープニングスティントを振り返る。「ピットイン前の最後のラップでは僕の前だと思っていたチームメイト(#32号車)をオーバーテイクした。彼のマシンのデジタル表示に8と表示されていたと断言できる。でも、ピットに入ったら、自分が1番手だった」「クルマの実際のペースの不利な点を考えれば、レース全体での僕たちのペースはかなり良かった。キャデラックやアキュラと比較すれば彼らはパフォーマンス面ではるかに優れていた」「でも、僕、フィル、そして、フェルナンドは、素晴らしい仕事をしてクルマから出来る限りを引き出した。ドライバー、そして、チームとして僕たちが成し遂げたことは誇りに思えると思う。故障は仕方のないことだ」デイトナ24時間レースで耐久レースを経験したフェルナンド・アロンソは、トヨタからル・マン24時間レースおよびFIA 世界耐久選手権への参戦が発表された。