フェルナンド・アロンソは、マクラーレンの2018年F1マシン『MCL33』が昨年インディ500を戦ったマシンのようなオレンジのカラーリングになることを望んでいると語った。昨年、F1モナコGPを欠場した世界3大レースのひとつであるインディ500に参戦したフェルナンド・アロンソは、マクラーレンの伝統カラーであるパパイヤオレンジのマクラーレン・アンドレッティ・ホンダをドライブ。
27周にわたってリードラップを記録したアロンソだったが、最後はホンダのエンジン故障によってリタイアした。NSACARのメディアデーに参加したフェルナンド・アロンソは、2018年のF1マシンのカラーリングをすでに見ているかとの質問に「いいや、まだ見ていない。楽しみにしているよ」とコメント。「どんなカラーでもパッピーだけど、マクラーレンとオレンジは僕たちのDNAの一部だし、インディカーのようなオレンジだったら嬉しいね」「素晴らしいイベントだったし、素晴らしいマクラーレンのマシンだった」インディ500への再挑戦についてフェルナンド・アロンソは「素晴らしい経験だったし、また挑戦したいと思う」とコメント。「2018年はモナコに出るので不可能だけど、F1がないときには再びトライしたい。また特別な瞬間を味わいたい」「それが2019年かどうかはわからないけど、戻れるように最善を尽くすつもりだ」今月初め、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、MCL33のカラーラングは2018年のF1グリッドのなかで“最大の変化”になるだろうと語っていた。長年チームを率いたロン・デニスの離脱に伴い、昨年、マクラーレンはオレンジ、ブラック、ホワイトの完全に新しいカラーリングを採用した。ザク・ブラウンは、マクラーレンのブランドを強化することを望んでおり、ホンダからルノーにF1パワーユニットを変更する2018年はそのプロセスを継続するには絶好の機会だと考えていると語る。「クルマは昨年と同じルックスにはならないだろう」とザク・ブラウンはコメント。「ブランド全体としてのマクラーレンの認知度は次のレベルへと向かう。エキサイティングなものになるだろう」「他チームの多くがどのようなルックスになるかはわかっているが、オーストラリアに向かう人々は、マクラーレンがコース内外で最大の変化を見られるはずだ」「近年、マクラーレンができていなかったことのひとつは先導者になることだ。我々のガレージなど、全てが他とは異なる見た目になるだろう。一歩踏み込んで、オーストラリアでは『マクラーレンを見たか?』とみんなに言われるようにならなければならない」「マクラーレンは常にそのような存在だった。競争力が欠けていたことで、我々は少し調和してしまっていた」「我々は人々が羨ましく思うようなチームに戻る必要がある。我々はその道を辿っていると思う」初期のマクラーレンと同義であるパパイヤオレンジのカラーリングを採用することになるかと質問されたザク・ブラウンは「我々の歴史に対していくつかのうなずける点はあるだろうが、まだカラーリングは完成していない。その多くがスポンサーに依存するからだ」と述べている。