フェルナンド・アロンソが、2018年のデイトナ24時間レースにユナイテッド・オートスポーツから参戦することが正式発表された。フェルナンド・アロンソは、マクラーレンの育成ドライバーで今年のヨーロッパF3チャンピオンであるランド・ノリス(18歳)、アジアン・ルマン・シリーのLMPチャンピオンであるフィル・ハンソン(17歳)とともにユナイテッド・オートスポーツのリジェ JS P217でデイトナ24時間レースに参戦する。
ユナイテッド・オートスポーツは、マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンが、チームオーナー兼会長を務めているチームだ。フェルナンド・アロンソにとって、デイトナ24時間レース参戦はプロトタイプ スポーツカーでの初レースとなる。しかし、アロンソにとって一戦限りのレース参戦は不慣れなことではない。今年、フェルナンド・アロンソはマクラーレン・ホンダ・アンドレッティからインディ500に参戦。27周をリードラップで走ったが、残り21周のところでエンジントラブルでリタイアしている。デイトナ24時間レースは、2018年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦として1月26日・27日にフロリダのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される。今年で56回目の開催となるデイトナ24時間レースで、ユナイテッド・オートスポーツは2台のリジェ JS P217で参戦。もう一台のマシンにはウィル・オーウェンとポールディ・レスタが乗ることがすでに発表されている。デイトナ24時間レースの公式テストは、レースの2週間前の1月5日~7日に開催される。フェルナンド・アロンソ「本当にエキサイティングで興味深いプロジェクトだ。完全に新しいレースカテゴリー、異なるクルマ、異なるドライビングスタイル、それに伴うすべてのことを学ぶことは、僕にとって新しいチャレンジだし、ドライバーとして再び自分をテストすることが待ち切れない。デイトナ24時間は最も象徴的なアメリカの耐久レースであり、世界の偉大なレースのひとつだ。誰もがそれを知っている。3冠の一部ではないが、僕がいつも言ってきたように、僕の目標は完成されたドライバーになることだし、この経験は僕が参戦する可能性のある他の耐久レースへの準備に役立つだろう。インディに行く前はオーバルで走ったことはなかった。今はオーバルがどのようなものか、どのように対処すればいいかを分っている。アメリカに戻ってレースをすることに興奮している。5月にインディ500で素晴らしい時間を過ごした後、また伝説のレースに参戦して、アメリカのファンに与えてもらった素晴らしい感覚を取り戻すのを楽しみにしている。このレースはF1シーズンがオフで、僕たちが主にフィジカルの準備に取り組んでいるある1月という好都合な時期に行われる。再びクルマに乗れるのは良いことだ! この機会を提供してくれたユナイテッド・オートスポーツに感謝しているし、この新しいエキサイティングなアドベンチャーで僕をサポートしてくれるマクラーレンに感謝している」ザク・ブラウン (ユナイテッド・オートスポーツ チームオーナー兼会長)「デイトナでフェルナンドをクルマに乗せるための契約をまとめることができ興奮している。彼は以前にLMP2カーをドライブしたことはないが、彼はすぐに速さを見せてくれると確信している。彼は最高のドライバーのひとりであり、チームの一員に彼がいることは、彼のスピードだけなく、彼の経験という点で素晴らしことであり、フィルとランドに貴重な知識を伝えてくれるだろう」リチャード・ディーン (ユナイテッド・オートスポーツ チームマネージャー兼マネージングディレクター)「フェルナンドがデイトナ24時間レースで走ると言えることは、ユナイテッド・オートスポーツの全員にとってかなり特別なことだ。フェルナンドは質が高いドライバーであり、すぐにスポーツカーをものにするだろう。彼は本つに豊富なレース経験を持っており、象徴的なロレックス・デイトナ24時間の週の間にチームと彼の若いチームメイトに大きなメリットをもたらすだろう。非常にエキサイティングなラインアップであり、非常に競争的だと思う」
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