フェルナンド・アロンソは、ホンダのエンジンでなければマクラーレンはF1ベルギーGPの予選で“余裕で1-2”を獲得できていたと主張する。マクラーレンは、過去3年間にわたってホンダのF1パワーユニットのパフォーマンス不足に悩まされており、今年シーズンも信頼性問題によって開発が制限されてきた。
ホンダは、F1アゼルバイジャンGPで“スペック3”パワーユニットを導入して以降パフォーマンスを向上させているが、それでも夏休み前にようやくプレシーズンで目標としてレベルを達成したと述べている状況だ。フェルナンド・アロンソは、マクラーレンがホンダではないエンジンを搭載していれば、F1ベルギーGPの予選でフィールドの先頭にしただろうと予測する。予選Q2でデプロイメントの問題で最後のラップを断念したフェルナンド・アロンソは「最後の走行でエンジンは適切ではなかった。デプロイメントがなかったので、ストレート毎に0.6秒を失っていた」とコメント。「残念ながら、今日このようなことが発覚したするのは適切なタイミングではない。でも、ポジティブな一日だった。クルマのパフォーマンスはいい」「パワー的にこのサーキットでパフォーマンスが不足しているのはわかっていたし、Q2で1.5秒遅れということは、余裕で1-2ということになる。とてもポジティブな一日だったし、とても満足しているよ」「僕たちにとってとても良い一日だったし、とてもポジティブな土曜日だった。今日のパフォーマンスはちょっと予想外だったと思う。特にQ1とQ2でトップから1.5~1.7秒遅れだったのは予想以上だったかもしれない。クルマには満足しているし、バランスにも満足している。チームにも満足している。予想通りの予選だった。だから、僕たちにとってはとてもポジティブな一日だった」「エンジンのデプロイメントの問題によってQ3を逃したけど、その小さな問題を除けば完璧だった」予期せぬパフォーマンスはパワーユニットから来たのか、それともシャシーによるものかと質問されたフェルナンド・アロンソは「シャシーだよ。シャシーだ」と答えた。翌日の決勝、フェルナンド・アロンソはトップ10を争うことができず、中盤にエンジントラブルを訴えてリタイア。ホンダは「データ上ではパワーユニットに一切異常は見つかっていません」と述べており、戦意喪失によって故意にレースを放棄したとの疑念が持ち上がっている。
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