フェルナンド・アロンソは、マクラーレンに対し、来年のパッケージに集中できるように早く2018年のエンジン供給元を決定するべきだと述べた。マクラーレンは、第10戦を終えた時点でわずか2ポイントと壊滅的なシーズンを過ごしており、現在のエンジンパートナーであるホンダとの決別を検討している。
マクラーレンとフェルナンド・アロンソとの契約は今シーズン末に期限切れとなり、マクラーレンにとっては、2018年に競争的なエンジンを搭載することが、フェルナンド・アロンソを確保するための鍵を握る要因になると見られている。フェルナンド・アロンソは、マクラーレンがいかなる決断を下してもそれを支持するが、できるだけ早く決断してくれることを願っていると語る。F1イギリスGPをリタイアで終えたフェルナンド・アロンソは「それは彼ら次第だけど、早くに決定した方が来年にむけてより良い準備ができるし、彼らは早くに決定しようとしていると思うよ」とコメント。「もちろん、僕は彼らがどのような決断を下しても支持する」「僕にとっても、チームにとっても、焦点は15日後のハンガリーだ。現実的に良いチャンスがあると思う。他のことはただの夢だ」フェルナンド・アロンソは、マクラーレンのパッケージの弱点はホンダのエンジンであることは疑いのないことだと考えてる。マクラーレンが、メルセデスやフェラーリのエンジンを搭載していれば、トップを争うことができていたかと質問されたフェルナンド・アロノソは「誰にもわからないことだ。クルマとエンジンなどの異なる組み合わせについて推測したり、想像したりするのは難しい。でも、僕たちは、何を逃しているかについてとても明白に特定していると思うし、そこを改善できれば、僕たちは競争的になれるだろう」とコメント。「でも、それは近い将来のことではないし、僕たちは現実に目を向ける必要がある。現実的に15日後のハンガリーは僕たちにとって良いチャンスだし、そこではもっとうまくやれることを願っている」フェルナンド・アロンソは、パワーユニット交換による30グリッド降格ペナルティで最後尾グリッドからレースをスタートしたが、32周目に燃料ポンプの問題とみられるトラブルでレースをリタイアした。フェルナンド・アロンソは、リタイアするまで13位よりも上位で走ることができておらず、ポイント獲得は疑わしかったので、今回のリタイアは“それほど痛くなかった”と認める。「僕たちにとっては、難しい週末だった。ペナルティーによってレースを最後尾からスタートし、前方にいる複数のマシンを追いかけている際に、また問題が発生した」「不具合によるパワーユニットへの損傷がなく、今後も引き続き使えることを願っている」「今日、ストフェルは11位だった。それを考えると、僕たちには入賞できるほどのスピードはなかったと思うし、仮に僕が完走していたとしても13位か14位だっただろう」「今日のリタイアは悔しいが、入賞のチャンスがあるときにリタイアによってポイントを逃すよりはまだよかったと思っている」「ここからは、次のハンガリー戦に目を向ける。次回は、僕たちにとって今回よりもいい週末になるはずだ」関連:マクラーレン、ホンダ以外のエンジンメーカーとの交渉を認める