フェルナンド・アロンソは、エンジンブローに見舞われたF1スペインGPのフリー走行1回目のセッション中にサーキットを離れてテニスをしていた件を釈明した。フェルナンド・アロンソは、セッションを開始したアウトラップでエンジンがブロー。残りのほぼ90分間のセッションをコース外で見なければならなくなった。
その後、カタロニア・サーキットで離れてホテルに戻ったフェルナンド・アロンソは、フリー走行1回目のチェッカーフラッグが振られる前に自分がテニスをしている画像を「身体は動かし続けないとね」とのメッセージとともにInstagramに投稿した。バドックにはそれを快く思わず、ホンダを馬鹿にしているのではないかと見る者もいた。しかし、フェルナンド・アロンソはそのような見方に対して釈明。クルマを修理している間にトレーニングをのためにテニスをする時間ができたためで、決して遊んでいたわけではないと述べた。「僕の判断だ。ここ数週間は移動ばかりでトレーニングの時間がほとんど取れなかった。2時間空くことがわかったので、ここにいてテレビを観ている代わりにトレーニングをしにいくことにした。僕はずっと自分の体調管理と準備に100%の力を注いでいる」とフェルナンド・アロンソはコメント。「まだ金曜日だ。何ができる? 何も変えられることはできない。週末のスタートとしては理想的ではないけど、重要なのは日曜日だ。テニスをするためにサーキットに出ることはおかしなことではない。準備の一環だ。サーキットのことを忘れて、楽しむために行ったと考えている人は間違いだ。僕はFP2に向けてしっかりと自分の仕事に専念していた」マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、過去にテニス中の怪我で2戦を欠場することになったファン・パブロ・モントーヤの有名な話を引き合いに出してアロンソを擁護した。「モントーヤのようにテニスをして怪我をしない限りはいいじゃないか! モントーヤがやっていたのはテニスの激しい試合だった。バイクにも乗っていたね。彼(アロンソ)がテニスコートにいるのを見れてハッピーだったよ」前戦F1ロシアGPの決勝レースでフォーメーションラップ中にエンジントラブルが発生してスタートすることなくマシンを降りたフェルナンド・アロンソは、ホンダに問題が発生したことは驚きくことではないと述べた。「エンジンが良い状態ではなかった。ピットレーンを離れたけど、エンジンに穴が空いていたオイルが漏れてい。400mくらい走ったところでエンジンがブローした」「FP1の準備ができていなかったということだ。ある意味、別に驚くことではない。F1マシンに乗って最後にフルラップを走ったのはロシアの土曜日だ。日曜日はフォーメーションラップさえ走り切れなかったし、ここではアウトラップを完了できなかった」 「このようなトラブルが起きるかもしてないと多少は予想していた。みんながいる前なのでガッカリだし、フラストレーションを感じている。でも、結局はいくら良い金曜日と土曜日を過ごしたとしても、日曜日が最悪だったら意味がない。今回は最悪の金曜日だけど良い日曜日になればいいね」