フェルナンド・アロンソは、ホンダの新型F1エンジンはパワー不足が唯一の弱点ではないと語る。ホンダは、プレシーズンテストで見舞われた信頼性トラブルに対策を施し、開幕戦F1オーストラリアGPでは、マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが予選Q2進出、決勝では残り6周までポイント争いを演じるという予想を覆るパフォーマンスをみせた。
だが、マクラーレンは、ロングストレートを特徴とする上海インターナショナル・サーキットでは、アルバートパーク以上にホンダのF1エンジンのパフォーマンス不足が出てしまうかもしれないと気を引き締めている。マクラーレン・ホンダは、空力アップグレードによって予選では比較的パフォーマンスを発揮できるかもしれないが、レースでは苦しむことになると予想している。Autosport は、ホンダの新型F1エンジンの相対的な燃費が、昨シーズンと比較してライバルよりも悪化していると考えており、メルボルンでフェルナンド・アロンソは燃料をセーブするためにブレーキングゾーンで早めにスロットルをリフトしなければならなかったと報じている。週末の中国での“タフなレースへの準備はできている”と語るフェルナナンド・アロンソは「オーストラリアは燃料セーブという点で僕たちにとって記録だった」とコメント。「エンジンが改善されない限り、今年は僕たちにとって難しいシーズンになりそうだ」「パワーだけでなく、信頼性、燃料セーブといった多くのことでね。ドライビングには多くのことが関連してくるし、エンジンに合わせて走る必要があるので通常の走りができない」「今、クルマを走らせるのはかなり難しいし、かなりハードだ」「レース全体でいかなるミスもできない。あるコーナーでミスをすれば、次のストレートでスピード差によって抜かれてしまう。ミスをゼロにする必要がある」「ライバルと比較してデプロイメントが不足しているとは思わない。とにかく僕たちにはパワーがないし、ストレートでの僕たちのタイムは残りよりもずっと長い」ホンダは、5月のスペインGPまでに実装することを目指して、内燃エンジのアップグレードに取り組んでいる。ホンダが新しい燃焼プロセスを安定させ、より多くのパワーを引き出すことができれば、少ない燃料でエンジンを回すことが可能になり、燃費改善の助けになるかもしれない。フェルナンド・アロンソのチームメイトを務めるストフェル・バンドーンも、トップのセバスチャン・ベッテルから2周遅れの最下位だったにも関わらず、オーストラリアでは燃料のセーフを強いられた。レースはエクストラフォーメーションラップが実施され、全ドライバーが燃料に関して小さなボーナスを与えられていたにも関わらずだ。「僕たちはかなりの量の燃料をセーブしなければならなかった」とストフェル・バンドーンはコメント。「上位チームがどれくらい燃料をセーブしなければならなかったかはわからいないけど、メルボルンはカレンダーで最も厳しいトラックのひとつだったと思う」「今週末、僕たちがどれくらい燃料をセーブしなければならないかは待たなければならない」
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