フェルナンド・アロンソは、F1オーストラリアGPの予選でQ1を突破して13番グリッドを獲得したことをポジティブに受けとめているが、マクラーレン・ホンダにとって“祝うようなことではない”と述べた。プレシーズンテストでホンダの新型F1パワーユニットにトラブルが多発したことで、フェルナンド・アロンソとチームメイトのストフェル・バンドーンの走行距離は大きく制限された。マクラーレン・ホンダはオーストラリアGPでの可能性について不確かなままサーキット入りした。
迎えた予選、ストフェル・バンドーンはフューエルフローの問題が発生してQ1で敗退したが、フェルナンド・アロンソはQ2進出を果たし、13番手で予選を終えている。「僕たちは自分たちのポジションについてはっきりとわからないままここに来たと思うし、最悪のシナリオは競争力がないということだった。それにテストでは信頼性が大きな問題だった」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕たちはほぼトラブルフリーで全てのセッションを走ることができたし、予選では13番手だ。もちろん、僕たちが抱いていた悪い予測に対してはポジティブだけど、十分ではないのは確かだ」「僕たちは13番手でフィニッシュするためにここにいるわけではない。13番手は狙ってもいないし、目標でもない。祝うようなことではない」フェルナンド・アロンソは、F1オーストラリアGPで自力でポイントを獲得することは難しいと考えている。「僕たちを助けてもらうには、神や奇跡が必要だ。現時点で僕たちがやっていること以上のことがね」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕たちは競争的ではないし、上位をかけて戦うには十分に速くない。僕たちには他からの助け、雨の恵み、神からの助けなど、あらゆることが必要だ。それはいいことではない。ハードワークをして、短期間で状況を改善させなければならない」「僕たちはクルマから最大限を引き出しているし、明日もそれは同じだ。でも、まだポイントには十分ではないし、競争的ではない。他からの助けが必要だと思うし、何が起こるか見てみるつもりだ」フェルナンド・アロンソは、信頼性がチームの最大の懸念のままであり、テストでは11周以上連続して走れなかったことから、レースでのチャンスにはあまり期待していないと認める。「懸念はあると思う。バルセロナで言ったように、信頼性が最大の問題なのは確かだと思う。僕たちはいくつかのパーツを強化した。それらは壊れ続けていたからね」「でも、まだ僕たちはクルマに起こっている全てのことについて100%の知識は持っていないと思うし、まだ時期尚早だ。僕たちにとっては今が冬季テストのようなものだし、レースは明日だ。完走して、いくらかポイントを獲得できればいいけどね」それでも、フェルナンド・アロンソは、2017年の新世代のF1マシンを気に入っていると語る。「去年はコーナーではコーヒーを飲む時間があるくらい遅かった・・・」