フェルナンド・アロンソは、たとえ3度目のF1ワールドチャンピオンを獲得できなかったとしても、自身のキャリアが“パーフェクト”だったと思えるだろうと主張する。フェルナンド・アロンソは、年齢が純粋なレースの楽しみなどのF1の他の側面を教えてくれたので、過去に数ポイントでタイトルを逃したことに“痛み”は感じていないと語る。
「キャリア全体でチャンピオンを争っているのはかなり幸運だった」とフェルナンド・アロンソはF1公式サイトに述べた。「そうだね、僕にとって良いチャンスはもっとあったけど、何らかの理由でそれは実現しなかった」運が味方していれば、ファン・マヌエル・ファンジオの記録にも近づけたかもしれないのではないかと問われたフェルナンド・アロンソは「そうかもしれないね。でも、カートで僕のキャリアが終わっていた可能性もあったよ! なので、全てが僕にとってはパーフェクトだ」「おそらく、ここでは成功が楽しむための最も重要なことかもしれない。競争するためにここにいるんだからね。表彰台に上がって、レース、さらにはチャンピオンシップに勝つこと。それが究極に楽しい瞬間だ」「でも、F1の周りにはそれ以外にも楽しみがある! 移動は他の人生だったら決して見られなかったかもしれない国を訪れる機会を与えてくれた...スポーツが僕に与えてくれたいろんな素晴らしい副作用に満足している」そのような見解は時間とともに変わったのかという質問にフェルナンド・アロンソは「どんな方法でも変わっていくものだ。ドライバーとしてだけでなくね! 19歳と35歳は完全に異なる。それはどんな関係にもあてはまる。家族、友人、チームへのアプローチ、仕事のやり方や、もちろん、メディアにもね」「全ては変化する。1つの方向でそれを変えたいからではなく、変わるのが人生なんだ! そこから逃れることはできない。年をとらないピーター・パンの物語はおとぎ話のなかだけだ!」そのような哲学的なアプローチに関わらず、フェルナンド・アロンソは来年の技術面の変更、タイトルへ挑戦できる可能性という点に活力を与えられていると語る。「来年の新しいレギュレーションによって、クルマがずっと魅力的で速くなれば、僕たちは興奮を取り戻すだろう」「もう一度チャンピオンになることは究極の目標だし、僕たちはそのプロジェクトに取り組んでいる。それがフェルナンドがまだ達成したいと思っている目標だ!」