フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダにとって2016年に表彰台を獲得するという目標はそれほど遠くはないと語る。フェルナンド・アロンソは、F1ロシアGPで6位入賞を果たしたが、現在のマクラーレン・ホンダのパッケージには、まだ今回の順位ほどの実力が備わっていないのも事実だと認める。
「状況の進み具合には満足しているし、僕たちは勝ちたい。でも、メルセデスは別のリーグにいるようだね」とフェルナンド・アロンソは Cadena Cope にコメント。「2016年の僕たちはスロースタートだったけど、僕たちはレース毎に常にうなぎ登りに改善しているし、常に高い期待をもっている」「僕たちが投入した全てが期待通りだった。でも、ロシアでは幸運にも恵まれた。サーキットが僕たちに味方してくれたし、決勝ではいくつかのアクシデントによって利益を得ることができた。それは普通なら起こらないことだ」だが、少なくとも信頼性の面ではマクラーレン・ホンダにとっていい週末だったことは確かだ。フェルナンド・アロンソも「昨年のレースではどのレースでもコインを投げてうまくいくかいかないかを占っていたようなものだった」のに比べれば、2016年のロシアGPは「完ぺき」だったと述べている。だが、マクラーレン・ホンダにとってのアキレス腱は今でもホンダのパワーユニットであり、今年はそのパフォーマンスの改善を行うにはもっと時間がかかりそうだとみられている。「今後の数レースで、僕たちは空力とシャシーに関して非常に重要なものを手にすることになるだろう。エンジンに関しては今後数レースのうちに重要な改善は何もないとは思うけれど、グリッド上で最高のシャシーにするという目標は近づきつつある」「バルセロナでは、僕たちは基本的に新しいクルマを持ち込む」「エンジンパワーに何らかの改善が見られるまではコーナーをいかに速く抜けるかということを考えることにしよう。シャシーの方が重要で、エンジンの重要性がそれほど高くないサーキットであるバルセロナやモナコが近づいている。そこでは僕たちにもいいチャンスが訪れるはずだ」「もっと改良を進めて、もう少しパワーが改善されれば、ロシアのように6位でゴールすることも比較的簡単になると思うし、2位や3位でフィニッシュできないという理由もないはずだ」「あと17レースも残っているし、まだ僕たちは諦めない」