フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダの2016年F1マシン『MP4-31』が信頼性面で前年マシンよりも大きな改善を果たしていると主張。現在、チームはエンジンからより多くのパワーを引き出すことに焦点を置いていることを示唆した。F1ヨーロッパGPのアンバサダーとしてバクーを訪れたフェルナンド・アロンソは「信頼性は大きく前進していると思う」とコメント。
「僕たちはパワーに関していくつかのコンセプトを大幅に変更しなければならなかった。パワーユニットの哲学のいくつかは信頼性を改善するために大幅に変更になっている」マクラーレン・ホンダは、第1回プレシーズンテストでは、冷却液漏れによって丸一日を失ったこともあり、走行距離では後ろから2番目だった。しかし、第2回プレシーズンテストでは5位となる走行距離を記録。ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソは13位と14位のラップタイムを刻んだ。「パフォーマンスに関しては、まだエンジンから解放しなければならないパフォーマンスがたくさんあると思う。信頼性をもたらすためにちょっとコンサバティブに走っていたと言えるからね」「もう少し限界をプッシュする必要がある。限界をプッシュすることと、レースをフィニッシュすることには常にバランスがある。今、僕たちは最初の数レースでそれを見つけようとしている」マクラーレン・ホンダが、序盤戦でトップ争いをする可能性はなさそうだが、フェルナンド・アロンソは、シーズン後半にマクラーレンが2014年のオーストラリア以来の表彰台に挑戦するポジションにいられることを期待している。「シーズン序盤は難しいと思う。冬季テスト後もまだちょっとパフォーマンスを逃しているからね」「でも、チャンピオンシップはとても長い。21戦、10ヶ月だからね。僕たちの発展はかなり高いと確信しているし、表彰台の可能性もあると思っている。でも、僕たちはそれ以上を望んでいる」「僕たちは段階的に進んでいくけど、ワールドチャンピオンになることがチームと僕の最終目標だ。今年はかなり難しいと思うけど、来年やその機会があるときはいつでも、その目標を念頭に作業していく必要がある」
全文を読む