フェルナンド・アロンソは、F1ドライバーとチームとの無線メッセージはテレビで一般に放送されるべきではないと考えている。フェルナンド・アロンソは、ホンダのホームレースとなった鈴鹿で“GP2エンジン”のようだと無線で吐き捨てたことが物議を醸した。マクラーレンのCEOであるロン・デニスは“プロフェッショナリズム”が欠けていると苦言を呈したが、フェルナンド・アロンソは、F1の無線通信が一般に放送されるべきではないと考えている。
「無線で言っていることは非公開のままであるべきだ。チームと話しているんだし、公的なものではないからね」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕たちはシーズンずっとチームとクルマについてとてもポジティブだった。そして、僕たちは厳しい時期に直面した」「バトルをしているのに、誰も抑えることができず、ポジションを失う。フラストレーションが表れるのは普通のことだ」「でも、言ったように、僕たちのスポーツは、ヘルメットにマイクが付いていて、テレビでそれが流れるという独特なスポーツだ」「チームに向かって話しているわけだし、クルマを運転しているフラストレーションは理解してくれている」「NBAやフットボールならどうなるか想像してみてほしい」フェルナンド・アロンソは、今シーズン、テレビでピックアップされなかった自分とチームメイトのジェンソン・バトンのコメントは他にもたくさんあると付け加えた。「激しくバトルをしていて、競争的になりたいというフラストレーションだ」「ラップ毎に戦っているのに、ストレートで簡単にポジションを失い続けて、無線でフランストレーションをぶつける」「でも、鈴鹿でしかそれが放送されなかったのは嬉しいね」「僕とジェンソンの他のレースや他のメッセージを聞けば、みんなさらに驚くだろう」フェルナンド・アロンソは、日本グランプリ前の栃木県さくらのホンダのファクトリーでのミーティングの方が、グランプリ中の自分のコメントよりも重要だったと考えている。「水曜日にファクトリーを訪問して、来年のエンジンプログラムを見た」「僕たちはとても長いミーティングをしたし、僕たちが今立ち向かっている困難と来年に望んでいるソリューションを見直した」「それは週末の最も重要な部分であり、最も重要なメッセージだった」「日曜日にフラストレーションは、他との競争でのことだ。新しいことではない」