フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダ MP4-30が今シーズンのベストシャシーのひとつだと考えている。今週末、マクラーレン・ホンダは、高速のモンツァのために旧型の“ロングノーズ”仕様に戻している。フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、モンツァのロングストレートではホンダのパワーユニットが苦戦を強いられることを認めている。
そして、マクラーレンは次戦F1シンガポールGPと日本GPに備えて、エンジン降格ペナルティを受けることを決定している。「現時点では、このような状況だ。でも、チームにはップランがあるし、僕たちはそれに沿っている」とフェルナンド・アロンソは AS にコメント。「僕たちにとって、シーズンの残りのテストはテストでしかない」だが、そう語るフェルナンド・アロンソがなんとか楽天的なままでいられるのは、実際にはマクラーレン MP4-30のシャシーがグリッドでベストのうちのひとつだと確信しているからだ。「僕たちはグリッドでベストなシャシーのひとつを持っていると思う。データがそれを証明している」とフェルナンド・アロンソは主張。「コーナリングではレッドブルに次ぐ2番手だ。パワーに深刻な不足があるし、そこは対処する必要のある部分だ」ホンダのF1プロジェクト総責任者である新井康久へのプレッシャーは増している。しかし、新井康久は、ホンダのパワーユニットがルノーよりもすでに優れていると主張している。新井康久のコメントは、彼がマクラーレンのシャシーが良くないと考えていることを示唆しており、ホンダとマクラーレンとの間に亀裂が生じていることをほのめかしているかもしれない。「いいや」とフェルナンド・アロンソは語る。「僕たち全員が多くのインタビューを受ける。多すぎると思うくらいね。それらの全てにおいて常に誤解される可能性がある」関連:ホンダ、同社のF1エンジンは「ルノーより25馬力は上」