フェルナンド・アロンソは、F1ハンガリーGPでのパフォーマンスがマクラーレン・ホンダのポジションを判断する上でカギになるだろうと語った。FIAのレギュレーション調整によって、エンジンサプライヤーとして2015年が初年度にあたるホンダは他メーカーよりも1基多い合計5基のパワーユニットの使用が認められることになっている。
ホンダは、ブダペストでその“フリー”エンジンを投入するため、新しいパワーユニットを載せるフェルナンド・アロンソがペナルティを受けることはない。F1ハンガリーGP後には4週間の夏休みが始まるが、フェルナンド・アロンソはマクラーレン・ホンダとしてポジティブな回答を得られるよう、新エンジンを活用してもらいたいと語る。「競争力に関してもそうだけど、パフォーマンスを最大化していく上でも答えを得なければならない週末だと思っている。僕たち全員にとって興味深い週末になるはずだ。シルバーストンやカナダなどとはまったく異なる特性のサーキットだからね」「パワーの影響が低いサーキットで自分たちがいかに競争力を発揮できるかわかるので、僕たちにとって良いテストになるだろう。週末がどのように展開するのか興味深い。もちろん、ペナルティなしで新しいエンジンを使えるので、マイレージを稼いでいきたい。これまではだいぶ制限されていたからね」新しいエンジンがアップグレードされているかどうかを質問されたフェルナンド・アロンソは「それほどないかな。これまで使ってきたのとまったく同じスペックだと思う」と答えた。シルバーストンではようやく今季初ポイントを獲得したにもかかわらず、フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダがハンガリーの結果だけを見て進歩を判断することに用心すべきだとの考えを明かした。「冷静さを保つ必要があると思う。これだけ後ろにいるんだから、大きな改善を遂げても結果に繋がらないかもしれないし、自分たちの競争力としてはっきりわからないかもしれない。グリッドの後方にいるので、良くなっていくしかない。パッケージ全体を改善する必要がある」「パワーユニットに関しては改善の余地がかなりある。空力面についても改善する余地があるし、メカニカルも信頼性もそうだ。僕たちはかなり多くの問題を抱えている。レースだけでなく、フリー走行もね。だから、正すべきことはかなりたくさんある」