フェルナンド・アロンソは、タイトル獲得の望みは事実上7月の段階で絶たれたと考えている。数字的にはまだフェルナンド・アロンソにタイトルの可能性は残されてはいるが、過去5連勝を達成しているセバスチャン・ベッテルのタイトル4連覇を止めることはほぼ不可能な状況となっている。フェルナンド・アロンソは、フェラーリの運命はF1イギリスGPでの開発パッケージが期待していた前進を果たせなかった時点で決まっていたと考えている。
また、F1イギリスGPでのタイヤバースト問題でピレリが2012年のタイヤ構造に変更したことも事態をさらに悪化させた。「問題は僕たちの開発にあったと思う。僕たちはタイヤに適応できなかった。もしくは予定していた前進をもたらせなかった」「特に7月は良いアップデートでレースに臨んだ。理論上はね。でも、コース上でそれほど結果を出せなかった」「それがあるべきパフォーマンス改善を遅らせたと思う」「ピレリ(の変更は)はエクストラなことだ。わずかにパフォーマンスを失ったチームがいるのは明白だし、ザウバーのようにわずかにパフォーマンスを得たチームもいる」「でも、タイヤの爆発によってピレリは変更をしなければならなかった。なので、それは特定のチームが良くなるという決定ではなかった」「チャンピオンシップでレースを続けるための決定だった。僕たちにはどうすることもできなかった」F1日本GPを4位で終えたフェルナンド・アロンソだが、それ以上の結果を出す可能性はほとんどなかったと考えており、最高のニュースはコンストラクターズ選手権でフェラーリがメルセデスと差を広げたことだと語る。「正直、レースは僕たちが達成できた最大限だったと思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。「ポールポジションからスタートしていたとしても4位だったかもしれない。上位3名は週末ずっと速かったからね」「ポイント的には良いレースだった。特にメルセデスはいくつかトラブルを抱えていた。1つ目はルイス(ハミルトン)、そのあとはニコ(ロズベルグ)にね。コンストラクターズ選手権での状況を改善できた」「今後、このギャップを守る、もしくは広げつためにあと4レースある」「現時点で僕たちはメルセデスに対して10ポイント差しかない。十分ではないし、インドに向けて改善する必要がある」
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