フェルナンド・アロンソによるスペインのサイクリングチーム“エウスカルテル・エウスカディ”の買収交渉が決裂した。フェルナンド・アロンソは、財政問題により解散を宣言していたエウスカルテル・エウスカディの買収に合意していたが、チームのライセンスを所有するバスク・プロ・サイクリングチームとの交渉が決裂したという。
「8月31日の原則的合意したサイクリングチームのエウスカルテル・エウスカディ買収に向けたエウスカルテルとフェルナンド・アロンソの代理人との交渉は合意に至ることなく終了した」とエウスカルテル・エウスカディは声明で発表。「原則的合意により希望を見いだしていたエウスカルテルにとって、チームのメンバーや最後まで忠実だったファンのためにプロとしての今後を保証できる最終的合意に至らなかったことは悲しいニュースだ」「我々は誠実に対応してきた。交渉の詳細を伝えしたいが、機密性を尊重しなければならないため説明することはできない。合意に至らなかった結果、非常に残念ながら、エウスカルテルはこのプロジェクトの組織的かつ責任のある終了手続きを再開させる義務がある」アルベルト・コンタドールと交友があり、自身も熱心なサイクリストであるフェルナンド・アロンソは、引き続きチーム結成に向けて動くことを約束している。「このスポーツへの情熱と協力の意志が消えたわけではない。これは将来に向けた始まりにすぎない。誇れるチームを作るために、明日の朝から新たな取り組みが始まる。このスポーツをリスペクトし、人間性を失わず、最高のチームを作り上げたい。このスポーツを愛し、尊重する姿勢に変わりはない」「今回は実現に至らなかったが、将来必ず実現したい。アドベンチャーは始まったばかりだ。2015年に期待していてほしい」関連:フェルナンド・アロンソ、“エウスカルテル・エウスカディ”を買収