フェルナンド・アロンソは、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が怒りを表明したのは勘違いによるものであり、チームに不信感はないと強調した。F1ハンガリーGP終了後、フェラーリは、公式サイトにブダペストでフェルナンド・アロンソが発したコメントにルカ・ディ・モンテゼーモロが不快感を示しているとの記事を掲載した。
ただし、フェラーリからは具体的な発言内容は明かされておらず、メディアの報道ではフェルナンド・アロンソが、インタビューで誕生日プレゼントとして“他と同じようなクルマが欲しい”とコメントしたことがルカ・ディ・モンテゼーモロの逆鱗に触れたとされていた。ベルギーで説明を求められたフェルナンド・アロンソは「何でもないことだ」とコメント。「正直、間違った情報が会長に伝わったんだと思う。僕たちはすべての記者会見を見直した。最近はレコーダーなどがあるので自分が何を言ったのかを正確に確認するのは簡単だし、もちろん、他のグランプリとなにも違いはなかった」「チーム内の変化もない。僕はチームやパフォーマンスをプッシュしようとしただけだ」「彼はフェラーリという大家族の大黒柱だ。やる気を出させるのもうまい。チームの全員を正しい道へと導き、皆に期待すること、僕たちに求めていることを正確に伝えてくれる人だ」また、フェルナンド・アロンソは、ルカ・ディ・モンテゼーモロから2014年のレッドブル移籍に関する報道について尋ねられたことはないと述べた。「会長は噂と真実を見極められる優秀な人だと思うし、彼からはなにも聞かれていない。二人ともF1で過ごした時間は長い」「夏休みは噂はつきものだし、そうであることはわかっている。質問されたことは一度もない。さっきも言ったけど、彼は、僕たちが地に足をつけ、しっかりとチームのために力を尽くせるように支えてくれる人だ」