ハンガリーでレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーとフェルナンド・アロンソのマネージャーを務めるルイス・ガルシア・アバドが面会していたことで、フェルナンド・アロンソが2014年にレッドブルへ移籍するのではないかとの憶測が持ち上がった。Sport Bild によると、レッドブルは、ルイス・ガルシア・アバドからの依頼を受けて、レッドブルのモーターホームで会談が行われたことを認めたという。
これを受け、レッドブルが、フェルナンド・アロンソとフェラーリとの長期契約を買い取って、アロンソが2014年にレッドブルへ移籍するとの噂が急浮上した。だが、Auto Motor Und Sport は、これは誤報だとしている。ルイス・ガルシア・アバドは、レッドブルが育成するドライバーのカルロス・サインツJr.のマネジメントも手がけているのだ。カルロス・サインツJr.は、シルバーストンで実施された若手ドライバーテストでトロ・ロッソとレッドブルの両マシンをドライブ。現在、GP3に参戦するカルロス・サインツJr.は、「そうだね、もしかしたら、少しチャンスはあるかもしれない。でも、僕は18歳だし、才能があるとしてもドライバーとしてもっと成長し、経験を積み、しっかり準備しなければならないと思う。でも、もしチャンスにを与えられたらノーとは言えない。人生に一度のチャンスかもしれからね」と述べていた。しかし、クリスチャン・ホーナーは、フェルナンド・アロンソ加入の可能性を完全には否定していない。「シートに空席があればうわさは常についてまわる」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「最終的に、チームにとって何が正しいかを考えなければならない。もちろん、来年にむけてチームにとって正しいペアをまとめたい」「先週はキミについての憶測があった。今週はフェルナンドについてだ」「我々としては、来年にむけて、チームにとって最高の結果を成し遂げ、集団として一緒にうまく働くことができる2人の最速のドライバーで適切なチームパッケージをまとめることを放棄したくはない」当のフェルナンド・アロンソは「とても満足している。もちろん、世界選手権に勝つチャンスを得たければマシンを改善しないといけない。F1のない4週間の期間はいつもメディアが何かと書き立てる。できれば静かな夏を過ごせるといいんだけど」と述べた。メルセデスのニキ・ラウダは、今回の報道はフェラーリを動揺させるためだったのではないかと疑っている。「今まで聞いた中で一番のナンセンスで馬鹿げた噂だ。アロンソはにあと3年、契約が残っている。2014年、2015年、2016年だ。パドックにいる者なら誰だって知っていることだ。絶対に事実ではない」また、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは「心理戦もこのスポーツのひとつだからね」と笑顔をみせた。
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