フェルナンド・アロンソは、F1モナコGPではペースが不足しており、チャンピオンシップのポジションを考えて過度に守ることはしなかったと明かした。6番手からスタートしたフェルナンド・アロンソは、レース中にポジションを落としていったが、最終的にはセルジオ・ペレスのリタイアとキミ・ライコネンのパンクチャーのおかげで7位フィニッシュを果たした。
フェルナンド・アロンソは、マシンに問題があったものを認めつつも、全体的にフェラーリには速さが足りなかったと語った。「一番の問題はペースだった。僕たちにはペースがなかった。通常であれば、僕たちは日曜日にペースが上向くんけど、今回はそうではなかった。その一部としてはいろいろな問題があった。チームは、10周の間にフロントウイングにビニール袋がひっかかっていたと教えてくれた。それがフロントから空力パフォーマンスを奪っていた。その後、セルジオのフロントウイングのパーツをフロアの下に拾ってしまい、空力パフォーマンスが30〜40%失われた。それはラスト3周で外れたので、マシンパフォーマンスにはアップダウンがあった。でも、赤旗までの最初の30周には何の問題もなかったし、ただ遅すぎた」 フェルナンド・アロンソは、コース上でセルジオ・ペレス、エイドリアン・スーティル、ジェンソン・バトン(マクラーレン)にポジションを奪われたが、失うものが少ないドライバーとの事故に巻き込まれることを懸念していたと述べた。「もちろん、彼らに抜かれるたびにガッカリした。ここはオーバーテイクのためのスペースがないし、誰かが動き出したときに普通のコーナリングをすればクラッシュしてしまう。運がいいかどうかは別の話だ。チャンピオンシップで2〜3ポイントの人たちとこのようなポジションをかけてバトルするときには彼らは間違いなくリスクを冒してくる。僕も同じことを2008年と2009年にした。スタートでそのリクスを冒し、トラック上の変わった場所からオーバーテイクしようとした。うまくいくときもあるけれど、フロントウイングを壊したとしても、失うものがなければどうってことはないものだ」「僕たちは、チャンピオンシップを争っている。ミラーを見て誰かがロウズやシケインでオーバーテイクを仕掛けていようとしている場合に、そのままターンすればクラッシュしてしまう。運がいいかどうかはわからないから、それは良くない。なぜ僕たちがあの位置にいたのか? それは今日の僕たちにペースがなかったからだ。特に予選でペースが不足していた」 セルジオ・ペレスに順位を譲ることになったフェルナンド・アロンソだが、その動きが不正だったかどうかには関心がないと述べ、セルジ・ペレスには必要なのは自分のチームを満足させることだけだと述べた。「今年、彼が2〜3回のインシデントで済んでいるのはラッキーだ。バーレーンではジェンソンと接触しそうになったし、僕は接触を避けようとしてコースアウトした。ここでもシケインで僕が接触を避けようとしてシケインをカットした。でも、不運なことにキミは接触を避けることができなかった。彼に満足する必要があるのはマクラーレンだけだし、他チームである僕たちは自分たちの仕事をするだけだ」