フェルナンド・アロンソは、フェラーリは完全に新しいクルマになる2014年のために贅沢にリソースをつぎ込むよりも、2013年マシンに全力を尽くしていくことになると考えている。現在、F1チームは2014年規約に必要とされる広範囲にわたる作業と既存マシン開発とのバランスを評価しているが、フェルナンド・アロンソはフェラーリが採っていくべきアプローチに対して確信を抱いている。
フェルナンド・アロンソは、フェラーリが2014年に焦点を向けるのは、シーズン前半が壊滅的な結果に至った場合だけだと考えている。「2014年にクルマは劇的に変わるので、他のシーズンよりもシーズン中盤にある程度のギャップを築いておくことが重要だ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「シーズン中盤にきて諦めるのは難しい。トップから50〜60ポイント離されている場合にしかそうしないだそう」「考えたくはないことだし、そのポイントに来たら、2014年に集中したほうが良いだろう」「でも、僕たちはそうなるとは思っていない。20〜30ポイント先行していたり、20〜30ポイント離されているくらいであれば、残り7戦以上あるので戦い続けざるを得ない」「去年、セバスチャン・ベッテルは7月に45ポイント遅れをとっていたけど、彼はチャンピオンシップに勝ったわけだし、戦わなければならない」「それに加え、2014年シーズンに有益なことを2013年マシンでテストすることはできない。ターボをテストすることに金曜日を使うことはできないし、2013年シーズンに取り組み続ける必要がある」フェリペ・マッサも2013年のタイトルを獲得することがプライオリティだと同意する。「トップになるために全力を尽くさなければならないチャンピオンシップのひとつだ」とフェリペ・マッサはコメント。「来年のために変えるのは、シーズン中盤にきて、ライバルにかなり大きな差をつけられているときだけだ。そのときは来年のクルマに取り組む必要がある」「でも、競争力があるなら、最後まで戦う必要がある。僕たちはチャンピオンシップのために戦うことがどれくらい重要かわかっている」「そのために僕たちにできるあらゆる手を尽くしていく必要がある。でも、もう可能性がないポイントにきたら、来年のクルマに集中していくことができる」