フェルナンド・アロンソは、フェラーリのシーズンを決めつけるのはまだ早いと主張するが、チームは新車を理解するために懸命に作業する必要があると認めた。フェラーリのテクニカルディレクターを務めるパット・フライは、バルセロナテスト後、現状のF2012に表彰台を獲得できる競争力があるとは思っていないと述べていた。
フェルナンド・アロンソは、フェラーリが苦境にあることは認めるが、酷いシーズンを予測することの根拠はないと述べた。「新しいシングルシーターはいくつか理解するのが難しい特徴があるし、まだ我々が望んでいる位置までは来ていないかもしれない」とフェルナンド・アロンソはコメント。「でも、僕たち全員が何シーズンもF1を乗り切ってきたわけだし、実際に僕たちが他チームに対してどの位置にいるかはオーストラリアに行くまでわからないことをとても良くわかっている」「いろいろなことが話されているし、多くの考えがあるけど、誰も真実はわからない。例えば、フロントランナーだと考えられていたレッドブルは、数ラップしかできず、タイムシートの最下位だった。もし僕たちに同じようなことが起こったら、とんでもないことになっていただろう。でも、ここでは誰も実際にそれに気付いていなかった」「バックミラーの責任者からピストンの責任者まで全員が改善させるために全力を尽くさなければならない。僕たちは団結している。僕たち全員が同じことを望んでいるし、そのために全力を尽くしている」フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、意気消沈するにはまだ早過ぎると述べた。「テストのないように満足していないことは間違いないが、選手権はまだ始まってもいないことを忘れてはならない」「まさに出発点だし、この先には長いシーズンが待っている。信頼性とパフォーマンスに関しては作業しなければならない多くのエリアがあることはわかっているが、全員からの素晴らしい反響、我々が誰かを示したいという願望があると思っている」、フェルナンド・アロンソも、テストのタイムは当てにならないことが多いことを強調した。「2年前のエピソードを思い出してみて欲しい。バルセロナの最終テストで僕たちはレッドブル、マクラーレン、ザウバー、フォース・インディアに次ぐ5位だった。そして、その2週間後、僕たちはバーレーンで1-2フィニッシュを果たしていた」「重要なのは開幕戦ではなく、11月のチャンピオンシップ終了時点だ」
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