ニック・デ・フリースが、2022年のアルファロメオF1のドライバーとして契約にサインしたと報じられている。GPToday.net は、「ニックは、来年F1をドライブし、デビューする。契約は成立し、オランダGPの翌朝にサインされた」と情報筋のコメントを伝えている。同サイトによると、ニック・デ・フリースが契約を結んだチームは、おそらくアルファロメオであり、2022年にバルテリ・ボッタスとチームを組むことになるという。
また、メルセデス出身のドライバーがアルファロメオF1のドライバーを務めることで、アルファロメオがメルセデスのF1エンジンを搭載するのではないかとの噂もある。今期、ニック・デ・フリースは、メルセデスのフォーミュラEチームでタイトルを獲得。平行してメルセデスF1のリザーブドライバーを務めているが、メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、フェラーリを搭載したアルファロメオをドライブすることに契約上の障害は発生しないことを確認している。「ニック自身はフリーエージェントだ」とトト・ヴォルフは説明した。「彼はフォーミュラEのメルセデスワークスドライバーだが、私はニックがF1でドライブするのを邪魔することは決してない」「我々は彼と管理契約を結んではおらず、彼を連れ戻すオプションもない。したがって、ニックは何でも運転することができる」この報道が事実であれば、現在アルファロメオのドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィはシートを失うことになり、2022年のF1グリッドにはイタリア人ドライバーがいなくなり、マックス・フェルスタッペンとともに2人のオランダ人ドライバーが戦うことになる。2人のオランダ人が同時にF1ドライバーとして活躍するのは初めてではない。以前、ロバート・ドーンボスとクリスチャン・アルバースがミナルディで走ったが、それは長くは続かなかった。アルファロメオF1のラインナップが決定した場合、ジョージ・ラッセルのメルセデス移籍によってウィリアムズに空席ができることになり、レッドブル所属のアレクサンダー・アルボンがシートを獲得すると噂されている。