アルファロメオF1は、2021年F1マシン『C41』を発表。公開された画像を見てみよう。昨年、アルファロメオF1はコンストラクターズ選手権8位と低迷。本家フェラーリは6位、同じカスタマーのハースF1は9位とフェラーリF1エンジン勢は総崩れ。その要因は、FIA(国際自動車連盟)によって発令された一連の技術指令によるフェラーリF1エンジンのパフォーマンス不足が主な原因だったのは明らかだった。
2021年F1マシンは、新型コロナウイルスの影響を考慮して、シャシーは昨年からの継続され、変更はできるだけ最小限に抑えられている。空力開発はシャシー開発は2つのトークンによって制限される。アルファロメオの2021年F1マシン『C41』はフロント周り、特にノーズの変更が目に付く。2021年のレギュレーション変更で、タイヤ前面のスペースを大胆に空けたコンセプトは継続となるが、形状は丸みを帯びたものとなり、ノーズ先端はさらに複雑化し、2段構造のなかに開口部と複雑な空力構造へのアップデートされた。フラップの形状も極端に見える。2021年マシンに昨年からの連番ではなく『C41』と名付けられたのは、新型コロナウイルスのパンデミックによって新しいF1レギュレーションの導入が1年延期するという決定が下される前に次世代F1マシンを『C40』として開発していたためであり、マシン名を付け替えることはせず、2021年マシンには新たに『C41』という名前が与えられた。アップデート版を意識してか、マシンカラーリングはエンジンカバーとサイドポッドのレッドブルとホワイトの配色が昨年とは反対となっている。また、ドライバーのレーシングスーツもアルファロメオのロゴをフィーチャーしつつ、マシンと同じライン感を演出したデザインとなった。
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