アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、フェラーリが2021年にミック・シューマッハを同じフェラーリのF1エンジンを搭載するライバルであるハースF1に配置した理由がわからないと語る。7回のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハの息子ミック・シューマッハは、当初はアルファロメオがF1デビュー先になると考えられていた。しかし、フェラーリはアントニオ・ジョビナッツィをアルファロメオに残留させ、ミック・シューマッハはもうひとつのカスタマーであるハースF1から参戦させることを決定し...
「まったく分からない」とフレデリック・バスールは Blick に語った。「フェラーリにとっては、ミックをハースに連れて行き、チームの安定のためにジョビナッツィを我々と続けさせた方が理にかなっているかもしれない。だが、私には分からない」この状況は、フェラーリがハースとの関係をより密接にしていく一方で、アルファロメオとの距離は離れていっている可能性を示している。例えば、フェラーリのデザイナーであるシモーネ・レストは、昨年の同じ時期にはアルファロメオにいたが、現在はミック・シューマッハを追ってハースへと出向している。「申し訳ないが、それは別の非常に難しい質問だ」とフレデリック・バスールは語った。「時々、人生には奇妙なことがある」フレデリック・バスールは、アルファロメオが近い将来フェラーリと完全に分裂する可能性があることさえ認めた。「我々は2021年の終わりまでフェラーリと契約を結んでいる」とフレデリック・バスールは明かした。「次の契約は2022年から2026年までの新車になるため、契約書を確認する必要がある」次の契約もフェラーリと結ぶことになるのかと質問されたフレデリック・バスールは「そうとは断言できない。結婚のようなものだ。同じ女性と永遠にとどまるという保証はない」「パートナーシップには、常に浮き沈みがあることを考慮する必要があり、我々は自分自身に最良の取引は何かを問いかけなければならない」「これまで、フェラーリは主に確固たるパートナーだった」しかし、2020年のフェラーリはF1エンジンのパフォーマンスに大いに苦戦した。フレデリック・バスールは「それはあなたの解釈だが、私としてはあなたにあまり反対することはできない」と語った。「信頼性は別として、我々は結果に満足することはできない。だが、今年はフェラーリにとって完全な惨事だったに違いない」最後に、フレデリック・バスールは、リザーブドライバーのロバート・クビアトとタイトルスポンサーのPKNオーレンが2021年も引き続き残ることを明らかにした。「彼らは最も困難な年の我々のすべての活動に満足している。それは素晴らしいニュースだ」とフレデリック・バスールは語った。「我々はすべてのエリアで改善しなければならないことを分かっている。そしてフェラーリから何かが来るのであれば、我々は目標をさらに高く設定することができる」
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