アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、現在ザウバーはアルファロメオとしてレースをしているものの、インディペントチームのままだと主張する。スイスを拠点とするチームは、近年、ある意味でフェラーリのサテライトチーム化していると考えられているが、フレデリック・バスールはその見解に反論。ハースF1の方がフェラーリにはるかに近いと主張した。
「誰もが、それぞれにプロジェクト、構造、制約を持っているので、ハースのモデルを批判するつもりはない」とフレデリック・バスールは Auto Motor und Sport に語った。「我々には自分たちのファクトリーと独自の風洞があり、自分たちでたくさんのことをしている。それらは我々の強みであり、最大限に活用する必要がる。我々はこの方向性を継続していく」フレデリック・バスールは、フェラーリとのチームの技術的提携は昨年末まで続いており、“現在話し合っている”と語った。「インディペンデントであることがこのチームのDNAだ。特に新しいルールでは、予算の影響が少なくなるため、特定のパーツを自分で製造することが重要になってくる。我々にはそれを行うための体制がある。しかし、フレデリック・バスールは、新型コロナウィルス危機がアルファロメオやハースのようなチームを特に傷つけていることを認める。アルファロメオF1は、2022年に備えるために2021年シーズンを犠牲にすることになるかと質問されたフレデリック・バスールは「誰もが同じことをするだろう。誰もができるだけ早く2022年にスイッチを切り替えることになるだろう」とコメント。「誰も新しい時代をはるかに遅れて始める余裕はない。そうなるともう終わりだ」2021年1億4500万ドルの予算上限についてフレデリック・バスールは「いずれにしろ、我々は予算上限を下回っているので、最大の心配事は予算上限ではない。この新型コロナ危機が続いた場合の収入の方が大きい」と語った。