アルファロメオは、現在F1でザウバー・モータースポーツと行っているパートナーシップを少なくとも現在のF1レギュレーションの時代が終わるまで継続することを発表した。アルファロメオは2018年にザウバーのスポンサーおよび技術パートナーとして提携を開始。2019年からはアルファロメオのネーミングライツでコンストラクター名自体を変更し、「アルファロメオ・レーシング」としてF1世界選手権にエントリーしている。
新型コロナウイルスの財政危機によってアルファロメオがザウバーへの支援を打ち切るとことも噂されていたが、今回の延長より、少なくとも2021年末まではアルファロメオとザウバーとのパートナーシップを務めることになった。この発表は、イタリアのモータースポーツのスピリチュアルホームの1つであるイモラ・サーキットが10年以上ぶりにF1カレンダーに復帰する特別な週に行われる。これらの両方の機会を祝うために、アルファロメオ・レーシングは、ロールフープの上部とリアウィングのエンドプレートにイタリア国旗が飾られた特別な1回限りのカラーリングを披露する。これは、イタリアと設立110周年を迎えたアルファロメオのユニークなレース遺産へのオマージュとなる。ザウバー・グループとアルファロメオのパートナーシップは、レーストラックの枠をはるかに超えている。ザウバー・グループの関連会社であるザウバー・エンジニアリングは、アルファロメオの新しいジュリアGTAおよびGTAmモデルの設計、開発、製造に携わり、チームのF1ドライバーであるキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィが、バロッコにあるアルファロメオの開発コースでマシンを試乗し、車両を微調整するための技術的なフィードバックを提供している。ザウバー・エンジニアリングの製造能力は、新しいフロントバンパーと調整可能なフロントスプリッター、サイドスカート、ディフューザー、GTAのスポイラー、GTAmのエアロウイングなど、ジュリアGTAとGTAmのカーボンコンポーネントの製造も委託されている。ザウバー・モータースポーツとアルファロメオのパートナーシップの更新は、チームの安定性と将来へのコミットメントを強化すると同時に、F1での将来の成功への野心を強調している。マイク・マンリー(フィアット・クライスラー・オートモービルズ最高経営責任者)「レースとパフォーマンスはアルファロメオのDNAの中核だ。ブランドは実質的にレーストラックで生まれ、今日でも最も技術的に進んだレベルのモータースポーツで競争を続けている。ザウバー・グループとのパートナーシップにより、ザウバー・エンジニアリングの技術的インプットを特に高度な空気力学に組み込んだまったく新しいジュリアGTAおよびGTAmの場合と同様に、我々のカスタマーは独自のレースノウハウを活用することができる」フレデリック・バスール(アルファロメオ・レーシング チーム代表/ザウバーモータースポーツAG CEO)「アルファロメオとの関係の延長は、両当事者の真の意向表明だ。ザウバーで、アルファロメオは彼らが自分たちのブランドを委託することができる献身的でパフォーマンス主導のパートナーを見つけた。我々は自分たちの名前でアルファロメオの遺産と過去の成功を引き継いでいることを光栄に思っている。両当事者は常にこの関係が長期的に実を結ぶことを意図していた。我々は過去3シーズンにいくつかの確固たる基盤を築き、2021年以降にこの仕事の成果を享受することを目指している」
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