アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2021年のドライバーラインナップはキミ・ライコネンの決断を優先して決定していくと述べた。来年で40歳になるキミ・ライコネンは、あと2戦でルーベンス・バリチェロが保持するF1最多出走記録に並ぶベテラン。しかし、チームとの契約は2020年末までとなっており、まだ2021年の去就は明らかにしていない。
アルファロメオは、ミック・シューマッハを含めたフェラーリのジュニアドライバーのための受け皿となる可能性もあり、それ以外にも来季のシートが確定していないドライバーが数名いる。しかし、フレデリック・バスールは、キミ・ライコネンが決断がチームにとって最優先だと語る。「フェラーリのジュニアドライバーもいるが、我々にはキミがいる。彼が何をしたいのか、我々が彼と何をしたいかが分かり次第、次のことを決めたいと思っている」とフレデリック・バスールはコメント。「我々全員が協力することに関心を持っているし、そのコラボレーションが良いものであれば、続ける意味はある」「キミよりも経験豊富なドライバーはいない。それはアドバンテージだ。キミを選んだ場合、当然ながら、チームメイトは彼より経験の少ないドライバーになる」キミ・ライコネンがF1引退を決断した場合、レーシング・ポイントの離脱が決定しているセルジオ・ペレス、また、今年のシルバーストン2連戦で目覚ましい活躍を見せたニコ・ヒュルケンベルグが候補として名前が挙げられている。セルジオ・ペレスについて質問されたフレデリック・バスールは「少なくともチェコ(ペレス)はグリッド上で空席となるすべてのシートに興味を持っているだろう」とコメント。「私はまだ動かない。先週もしくはそれ以前にも言ったように、我々のドライバーと来年についての話し合いをするのは9月だ。その後、何をしなければならないかを決めることになるだろう」「現状、多くのドライバー候補がリストに載っているのは確かだ」