アルファロメオは、2020年末にザウバーとのF1プロジェクトから撤退するとイタリアメディアが報じている。2018年にザウバーのタイトルスポンサーとしてF1に復帰したアルファロメオは、今シーズンそのパートナーシップをさらに拡大。今年は技術および商業的なパートナーシップを結び、チームはアルファロメオ・レーシングに改名された。
しかし、それも短命に終わるかもしれない。F1ジャーナリストのジョー・サワードは「アルファロメオは自動車市場であまりうまくいっていない。2020年以降もパートナーシップが続くことはないと考えられている」と F1sport.it にコメント。「今年のチームの結果はかなり期待外れだ。カメラが近くにいるときはみんな笑顔であるが、本当に納得している人はいないようだ」ジョー・サワードは、アルファロメオは、ザウバーがフェラーリのサテライトチームであるという考えに満足していないと付け加えた。特にザウバーは、今季レッドブルとともに2勝を挙げたホンダと話し合っていたからだ。ジョー・サワードは、アルファロメオが去った場合、ホンダはまだザウバーとのパートナーシップに関心を持っていると考えている。「フレデリック・バスール(アルファロメオ F1チーム代表)は、トト・ヴォルフ(メルセデスF1チーム代表)にアプローチしており、サーキットで共にいる場面が度々目撃されている。だが、マクラーレンが2021年からメルセデスと提携するため、ザウバーがメルセデスに入り込む余地はない」「もし、日本人F1ドライバーの誕生を望むホンダは、レッドブルと成功を収める事ができれば、ザウバーを支援する事に興味を示すかもしれない。だが、その場合、両者の関係は、ザウバーがフェラーリと提携する決断を下す前に議論されていたような関係とは異なるものになるだろう」